プレステージ

ダークナイト」がかなり好評だったクリストファー・ノーラン監督の作品。
19世紀末のロンドンを舞台に、因縁のある奇術師同士の対決を描いた物語です。


マジックの裏側にある「残酷さ」が、じわじわと伝わってきます。
特に「小鳥を消すマジック」のエピソード。「ああ、なるほど、そういうトリックもあるのか」と気づいた瞬間、どんよりとしたダークな気持ちになりました。で、その気持ちが、終盤また徐々に盛り上がってきて最後のオチを際立たせてくれました。
劇場公開時はそれほど話題になってないような気がしましたが、良い作品だと思います。サスペンス系の映画が好きな人にはおすすめ。
物語の肝の部分に、SF的な要素が絡んでくるので、そういうのが苦手な人の評価は低いかも。