OpenSocial Hackathon in Kyoto 発表タイム

プログラミングの時間が終わって、発表タイムに突入。
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発表1組目は、画像アルバムAPIを使って、画像を交換していこうというコンセプトのチーム。
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version0.9で実装予定のフォトアルバムAPIを使おうと頑張られていたみたいでした。

2組目は、僕が参加したFeed チーム。
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コメントをうごメモ上で流れるという簡単なアプリを作りました。とりあえず動くものができて良かったです(バグはかなり多いですが)。

3組目は、MySpace上で音を集めるというアプリを作成したチーム。
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as/jsの通信にはまってしまったようでした。音を永続化して集めるというコンセプトはMySpaceにはまっているので、完成したらおもしろいガジェットになるなぁと思いました。

4組目は、コンテナチーム。
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複数のSNSをマージしてしまうと言う壮大な開発していました。完成したらあちこちのサービスに参加している人は便利に使えるんじゃなかろうかと思います。

5組目は、友人紹介システムを使って合性を判定するというチーム。
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ただ、肝心のorkutでフレンドの情報があまり取れず、相性診断ができなかったみたいです。画面のデザインがおもしろそうだっただけに残念。

6組目は、チュートリアルチーム。
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チュートリアルをベースに進めて行ったが、プロフィールを出そうとして上手くいかなかったみたいです。チュートリアルに従って進めて行ったのに、データが取得できないというのはちょっとつらいですね。その後、GoogleMaps上にデータを表示しようとしたり、色々チャレンジしたみたいです。Hackathonで一番進歩があるのは、毎回チュートリアル班だ(0からのスタートなので)、というようなことをGooglerがおっしゃっていました。

7組目は、コミュニケーションツールチーム
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勝手にプロフィールという、自己紹介を勝手にジェネレートするというもの。「Aさんを○○でたとえると?」という質問に訪問者が答えていって、その結果を集計してAさんの自己紹介を作るというアプリです。シンプルですが、その分みんなが楽しめるアプリだと思いました。

8組目は、Androidチーム。
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Android携帯からアクティビティをPOSTするというアプリ。Android実機上でデモしていたのがすごいなぁと思いました。Android + OpenSocialという新しい技術×2ということで、苦労されたみたいです。

9組目は、レーダーチャートBチーム。
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チュートリアルを改造して、しりとりをやるというアプリを作られていました。しりとりのUIを作り込めなかったと発表されていましたが、なかなか楽しげでした。外部ファイルとして定義しているcssやjsファイルがキャッシュされてしまい大変だったみたいです。ガジェット作っていると皆一回はこの問題にぶつかるんですよね・・・。

10組目は、ゲームチーム。
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SNS上のアクティビティを取得して、アヒル(3D)にレースをさせるという大作を作られていました。モックでは動くけど、Orkutにデプロイすると動かない。Flashから外部サーバの画像を取得できないということでしたが、crossdomain.xmlを定義してやればいけるんじゃないかなぁと思いました。

続いて、田中洋一郎さんの総評。
OpenSocial Dev Appというガジェットでは、Orkutの友達情報が返ってきていました。Hackathonでは動かなかったコードは、あとで添削してくれるとのこと。これは嬉しいです。
外部ファイルのキャッシュについては、urlの最後にnocache=1をつけると、キャッシュがクリアされるというテクニックを紹介(というか、これを最初に教えて欲しかった!)。

最後に、全員で投票して本日の最優秀チームを決定しました。
優勝は、我がFeedチーム、次点はゲームチームでした。

丸一日ほぼ初めてあった方とプログラミングするのは、かなりしんどかったですが、色々と得るものがあってよかったです。開発スタイルやデバッグの方法など、分かって楽しかったです。良い経験でした。

以下、OpenSocialへの雑感です。

  • 仕様が確定していないので、version間の互換性が弱い。
  • サポートしているコンテナ(SNS)でも、使えるAPI/使えないAPIがあって、全てのSNSで動くアプリが作れるというOpenSocialの売りがちょっと頼りなく思える。
  • 逆に、仕様が確定して、全てのSNSがほとんどのAPIをサポートすれば、ガジェット開発者にとってはかなり良い環境になる。
  • ユーザとしても、「あっちのSNSで楽しんだがジェットを、こっちのSNSでも楽しもう」ということが簡単にできてGood!
  • EclipseOpenSocial Plugin(http://www.eisbahn.jp/trac/osde)がかなり便利だった。
  • とりあえず↓この本があった方が良いですね。

OpenSocial入門 ~ソーシャルアプリケーションの実践開発

OpenSocial入門 ~ソーシャルアプリケーションの実践開発