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月がとっても青いから

「月がとっても青いから遠回りして帰ろう」

僕は小学校を卒業するまで、日中はお祖母ちゃんの家にあずけられていた。両親が共働きだったからだ。母は仕事を終えると、毎日お祖母ちゃんの家に僕と弟を迎えに来て、僕らを車に乗せ、15分ほど運転して家まで連れて帰っていた。その15分の帰り道、月明かりが照らす山道を走っていると、母はよくこの歌を歌っていた。僕らが真似をして歌うと、「あたしの真似をして歌うと音痴になるよ」と言い、みんなで笑っていた。

「月がとっても青いから遠回りして帰ろう」

おとなになった今でも、夜道を歩いていると、ふと口ずさんでしまう思い出の曲。