ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル

続編はだんだんと面白くなくなるという法則がありますが、「4」ことミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコルはシリーズの中でも1、2を争うくらい良いできでした。
世界を股にかけるスパイの活躍、胸踊るスパイガジェット、頭脳を使った肉弾戦、セクシーな女性と、スパイ映画には欠かせない要素がちょうどいい具合に詰め込んであって、お腹いっぱい。最後にはデザート替わりにアカデミー賞ノミネート俳優ジェレミー・レナーと50歳を迎えたトム・クルーズのしっとりとした大人の演技で後味よく仕上げてくれていました。
こういう映画にありがちな「カウントダウン」の作り方も、「その手があったか!」と膝を打つアイデアで、若干反則気味ではありながらも、うまいなぁと思いました。
オープニングタイトルが、映画の内容をダイジェストで紹介するというドラマ版のスタイルで、「1」と同じカイル・クーパーが作っていました。あのテーマだけでだいぶ盛り上がりますね。
映画館を出た後は、トム・クルーズ(イーサン・ハント)になりきっていました。
本作はIMAX版が上映されるということで、機会があったら見に行ってみたいです。
余談ですが、ヴィング・レイムスの「相変わらずのセンスだな」というツッコミには爆笑してしまいました。あのセリフを入れるためだけに登場したんですね。なんだかんだでシリーズ最多出演ですから、たいしたものです。