50/50 フィフティ・フィフティ

27歳で生存率50%のガンになってしまった青年が、家族や親友に支えられながら闘病するというお話でした。
主演は今をときめくジョセフ・ゴードン=レヴィット(「(500)日のサーマ」とか「インセプション」ですごくいい演技していたのに名前がなかなか覚えられない!)。「マイレージ、マイライフ」で良いなーと思ったアナ・ケンドリックもセラピストとして出演していました。この映画でも全開コケティッシュ。可愛らしいです。あとアルツハイマーの夫を看病しながらガンの息子を必死で助ける母親を、「アダムスファミリー」のアンジェリカ・ヒューストンが好演してました。いやー、かーちゃんのことをついつい後回しにしちゃうんだけど、一番苦労しているし、かーちゃんのことを気にしてあげられるのは息子だけなんですよねー。自分自身の母親に対する言動を振り返って、改めないといけないなーと思いました。
色々と個性的な役者さんが出演していますが、この映画の影の主役とも言えるのが、無神経でデリカシーがないことばかり言って、女性の尻をおいかけまくっている、主人公の親友カイル。ほんとどうしようもなくだらしない男に見えるんですが、映画の終盤で見せる意外な一面には思わず涙してしまいました。いや、ずるいよ、あれは。誰だって泣くよ。
ガンの闘病という重たいテーマをうまく扱っていて、映画を見終わったあと、ともだちとちょっと飲みに行きたくなる映画でした。

50/50 フィフティ・フィフティ [Blu-ray]

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