のぼうの城

WOWOWにて鑑賞。武芸も軍略も持たない男が、ただ人に愛されているというだけ(人たらし力だけ)で、落城を回避させるというお話。おもしろいです。

のぼうの城』(のぼうのしろ)は、和田竜による日本の歴史小説。またそれを原作とする2012年の日本映画。

のぼうの城 - Wikipedia

原作を読んだのが5年前で、映画化の話を聞き、壮大な水攻めをどこまで映像化できるんだろうかと思っていたのですが、かなり迫力ある映像になっていました。3.11の影響で公開時期がだいぶ後ろになったのも分かります。

主役の野村萬斎さん、うつけものの長親役にかなりはまっていたと思います。脇を固める佐藤浩市さん、山口智充さん、前田吟さん、西村雅彦さんもさすがという感じ。成宮寛貴さんは、ちょっとちゃらい感じで若干浮いていたかも、とは思いますが、まあ全体のバランスの中でああいう感じなんでしょうね。一方で、敵方を演じていた上地雄輔さん、山田孝之さんが今ひとつ光らなかったなという印象です。ストーリー展開も、小説を読んでいたので色々補完できましたが、少々消化不足。主役の長親(のぼう)が、農民に慕われているというあたりの描写が弱いのかなと思いました。

「オリジナルの脚本のまま上映しようとすると240分以上必要で、15億円以上の制作費が必要になってしまう」ことから、オリジナル版から大幅にカットして145分の作品に仕上げた。

のぼうの城 - Wikipedia

とのことなので、仕方ないのかなという気もします。

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のぼうの城

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