みんなあかちゃんだった

今週のお題特別編「素敵な絵本」

みんなあかちゃんだった (えほん・こどもとともに)

子供向けというよりは大人向けな絵本で、おすすめしたいのが「みんなあかちゃんだった」です。
少しずつ成長していくあかちゃんの様子が色々と収められています。あかちゃんの時期って、一生懸命お世話をしながらバタバタと過ごしていくうちに、あっという間に過ぎ去ってしまいます。少し成長して、日々の生活に少し余裕ができてきたら、この絵本を開いてみると、あかちゃんだったころのこどもの様子があっという間に浮かんできて、成長を実感するとともに、あかちゃんだったころを懐かしむことができます。
このあかちゃんの絵が、うちの長男に似てるんですよね(たぶん、みなさん自分のお子さんに似ているように見えるんだと思います)。こどもが1歳、2歳と成長していく節目節目で絵本を見返しては、こうだったああだったと妻と思い出話をしています。こどもがもう少し大きくなると、昔はこうだったんだよと教えてあげることができます。
先日、長男(小学校2年生)の学校の授業で、自分のこれまでの成長をふりかえろうという内容をやっていて、赤ちゃんのころの様子がわかるものを持ってきてくださいということだったので、長男の保育園のときの記録とこの絵本を持たせてあげました。

EhonNaviさんに作者である鈴木まもるさんのインタビューがありました。

─── 育児って大変だけど、赤ちゃんをジーっと観察するとすっごく面白いんですよね、そのことが言葉じゃなくて形に(笑)、溢れんばかりの愛情として描かれているので、もうどうしようもなくプレゼントしたくなるんです(笑)。


そういってもらえると嬉しいですね。僕が子育てしていた頃は、育児書って言うと、「あれはダメ、コレはダメ」っていうのが多かったので、「こんなんでもいいんだよ」っていうのを見せたかったというのもありましたね。特に絵本を作ろうと考えていたわけではなく、日々描いていたものから絵本になっていったんです。
ただ、この頃からかな…、自分の中で「絵本を作る」と意識するよりも、好きでやり続けていったものが、最終的に絵本という形になるのが自然だなと思い始めましたね。

鈴木まもる さん『せんろはつづく どこまでつづく』インタビュー(1/3) | 絵本ナビ

お子さんが産まれた方へのプレゼントにもおすすめです。

みんなあかちゃんだった (えほん・こどもとともに)

みんなあかちゃんだった (えほん・こどもとともに)