YAPC::KYOTO 2023に行ってきた

Yet Another Perl ConferenceことYAPCに行ってきました。YAPC::Kyoto 2023ということで、今回の開催地は京都のKRPはてな創業の地が舞台です。もともとは2020年に開催予定だったイベントがコロナによって「延期」となり、3年経ってようやく開催が実現。難しい状況の中、粘り強く開催のタイミングを待っていた運営の皆さんには頭があがらないです。

久しぶりのオフラインのイベントで、「あー、そうそう、エンジニアの勉強会とかカンファレンスってこういう雰囲気だったよなあ」というのを味わうことができました。この3年の間に、私自身は経営者イベントだったり、企業が主催するオフラインイベントだったりに参加はしていのですが、そういう法人主催のイベントとはまた違った魅力が、こういうコミュニティベースのイベントにはあるんだよなということを改めて思い出させてくれた一日となりました。

はてなからは、イベント運営、登壇、参加者とたくさんのスタッフが現地に来ていて、久しぶりに直接会って話ができて嬉しかった。

developer.hatenastaff.com

会場では、裏トークという企画をやっていて、オンライン配信されている各セッションの動画を見ながらトークを繰り広げる配信(テレビで言う副音声的な?)があり、様子を覗きにいったら「おー、くりすさん、どうぞこちらへ」って感じでトークの輪に入れてもらえたのも嬉しかった。

会場では、はてな転職前からネット上で見ていた凄腕エンジニアの皆様のトークも聴けて至福の時間でしたね。生で小飼弾さんやみやがわさんを見れて、会話の輪に少し入れさせてもらえたのも感動でした。

ランチやイベントのあとの打ち上げも、ワイワイできて楽しかったなー。

キーノートとなる大西さんの発表は、笑いあり涙ありのトークでテンションマックスでしたね。大西さんの発表や、ベストスピーカーを受賞されたあらたまさんの受賞後のスピーチで、コミュニティが新参に対して開いていたから、興味や人脈がつながって、今の自分がいるということを話されていて、こういうコミュニティの文化は大事にしないといけないと強く思いましたね。この数年で、いろいろな組織(仕事以外のプライベートで)に関わるようになり、その文化や精神、そして活動をつないでいくことの難しさは痛感しているので。

あと、今回Podcast Ossan.fmがスポンサーとして参加させてもらったのも良かった。みやがわさんに特別ゲストに出ていただいて、昔のYAPC::Asiaについて話してもらったコンテンツは、大西さんのトークでエモい気持ちになったみなさんが、その余韻を楽しむのに良いお供になってくれるんじゃないかと思います。

思い出vlogです

卒部式

午前中、次男の中学野球部の卒部式がありました。

小雨が降っていたので、練習場所の体育館でのトレーニングのあと、卒業する3年生と送り出す在校生が並んで、3年生から在校生に向けてそれぞれの言葉を届けていました。

うちの次男はトップバッター。先生から「真面目な式なので、ヘラヘラしないように」と言われていたので、ヘラヘラするんじゃないかとドキドキしながら見てましたが、ちゃんとトップバッターとして場の空気を作るスピーチをしていました。こんなスピーチができるようになったんだね。偉いわ。

卒部式のあと、せっかくなので高校が始まる前にみんなで食事とか行きたいねーという話になり、お店を探して予約したんだけど、「20名くらいで、予約名はクリスです」と伝えたら「...海外のツアーの方ですか?」と聞かれてしまった。そう思っちゃうのは分かるが、違います(笑) 「いえ、ふつうにそのへんに住んでおります」と伝えておきました。

午後からは雨があがったので、三男の野球の練習。だったんですが、私はちょっと家で作業がたまっていたので、練習は次男にお願いして行ってもらいました。助かるぜ、次男。

作業自体は進んだものの、思ったほどは進まず。時間があればあったで集中して作業を続けるのはなかなか難しいものだね。

ギター

ギターの練習が地味に続いている。

いわゆる初心者向けの曲は進行を覚えたらある程度はいけるようになってきたが、細かいリフとかはまだまだ。前に比べたらだいぶましだけど。

結構練習していた中高生の頃と比べて、学習のための情報がたくさんあるのが今の時代は素晴らしいと思う。YouTubeで弾き方だったり他の人の演奏する様子とかも見れて、ハイレベルの人から、始めたばかりの人まで色々動画があるので、学んだり、同志として共感したり、モチベーションが持続できるのがいいのかな。

あとは、中高生の頃からこれまでに色んな曲を聞いてきたので、自分の中での好きな曲のバラエティが広がっているのもある。あとは音楽のサブスクかな。この曲がおすすめですよ、と言われたら手元のアプリで曲を検索してさっと聴けるというのが良いよね。

そんなわけで、最近はアジカンの「リライト」「ループ&ループ」がいい感じなのであった。課題曲を繰り返し練習しつつ、話題曲のフレーズをがんばって弾いみる、そんな日々です。

インプロの会

ヌーラボの橋本さんが京都に来てくださって、Ossan.fm presentsのインプロを楽しもうin京都を開催してきた。

場所はQuestionの会議室。家の近所の演劇アートスペースも候補だったけど、コロナ禍を経て今は一般には解放されていないとのことだった。演劇の稽古場っぽいところでやったら雰囲気もより出たであろうと思うが、仕方ないね。Questionの会議スペースは綺麗で窓からの景色もよく良かった。

橋本さんに講師をお願いして、普段企業のチームビルディング研修でやられているインプロの内容をアレンジしてもらいつつ、講師のときは講師に専任される橋本さんも一緒にやる側に入って一緒にインプロ(即興演劇)を楽しむという座組になった。

最初は自己紹介にはじまり、ZipZap、One Wordというちょっとしたワークをやって、Inside Outというワークへ。

舞台上に2人が入り、舞台設定に合わせたアドリブ劇をおこない、そこに別のひとが設定を持って入っていき、先に入っていたひとが一人外に出ていく、というのを繰り返すワーク。

「U.F.Oの操縦席」「空港の待合所」「病院の待合室」「職員室」などなど、定番の設定に対して、それぞれの発想が持ち込まれて、もちろん演技は素人なのだけど、すごくおもしろい瞬間が何度も訪れて非常に刺激的な時間だったなあ。

またやりたいな。

卒業式

午前中は次男の卒業式でした。

卒業証書はクラスごとに代表が受け取る形式で、次男はクラス代表としてその任をしっかりとつとめていました。卒業おめでとう。

3年前に少年野球チームで一緒だった子どもたち、次男と野球部で一緒だったチームメイト。知った顔が多いと、式典もより楽しい。お久しぶりの保護者の方々ともお話ができてよかった。

お昼は井上さんのところへお邪魔して、お蕎麦をいただいて帰りました。美味しかった。

晩御飯は、卒業式なので平日外食もまあ良かろうと、焼鳥ぎんじへ。美味しかったけど、食べすぎてちょっと胃もたれ

GPT-4

OpenAIが開発している言語モデルの最新バージョンが登場して、ネット上の話題はそれでもちきりだったなあ。

私も月$20の課金をして試してみた。

いろいろ試していて、ふと、最近やっている音楽の趣味活動になんか活かせないだろうかと思い、そういえばちょっと前に長男が「歌詞を書いたから作曲してみてよ」と言っていたのを思い出した。

ということで、手元にあった歌詞を以下のように入力してみる。

以下の歌詞を元に曲を作りたいので、コード進行を考えてください。


忽然と消えた 君は僕の前から
僕が悪かった 君のこと見てなかった
苦い思い 期待共に すいた小腹 困っちゃうな
そう君を 忘れられないんだ
間食の感触を
人の おこぼれもらうのじゃ
満ちない 心を
今日も 口寂しさ紛らす
しょぼめの 飴玉を 舐めて
誰でもいいからおやつ恵んでくれよ

すると、以下の回答が。

この歌詞を元に、以下にコード進行を提案します。メロディックで少し切ない雰囲気が伝わるよう、主にCメジャーのキーで考えてみました。

Verse:
| Cmaj7  | G  | Am  | F  |
| Cmaj7  | G  | Am  | F  |

Pre-chorus:
| Dm7  | G  | Em  | Am  |
| Dm7  | G  | F   | G   |

Chorus:
| Cmaj7  | G  | Am  | F  |
| Cmaj7  | G  | F   | G  |

Bridge:
| Em  | Am  | Dm7  | G   |
| Em  | Am  | F    | G   |

以下は、各セクションに割り当てられた歌詞です。

Verse:
Cmaj7                 G
忽然と消えた 君は僕の前から
Am                   F
僕が悪かった 君のこと見てなかった


Pre-chorus:
Dm7             G
苦い思い 期待共に
Em                  Am
すいた小腹 困っちゃうな
Dm7             G            F             G

Chorus:
Cmaj7             G
そう君を 忘れられないんだ
Am               F
間食の感触を
Cmaj7             G
人の おこぼれもらうのじゃ
F               G
満ちない 心を

Bridge:
Em              Am
今日も 口寂しさ紛らす
Dm7             G
しょぼめの 飴玉を 舐めて
Em              Am
誰でもいいからおやつ恵んでくれよ
F               G

最後に、コード進行をループして曲を終わらせるか、Chorusを繰り返し、最後にCmaj7で終わることができます。このコード進行は一例ですので、キーを変えたり、他のコードを追加したりして、さらにアレンジを加えることができます。お好みに合わせてカスタマイズしてみてください。

おー、なんかそれっぽい回答が帰ってきている。実際にメロディが聞こえてくるわけではないが、Cmaj7ってコードから入るのがちょっとそれっぽい。

歌詞も何かしら分析して、Verse、Chorus、BridgeとAメロ、Bメロ、サビ的な分解もしてくれているし。

ギバー、テイカー、マッチャー

小学校の卒業式・入学式、中学校の卒業式などが近づいてきて色々とばたばた。普段はマルチロール・マルチタスクもそんなに苦ではないけど、多方面からの細かいタスクの粒が多くてポロポロとこぼれているものもいくつか。メールは即レス!を信条にしているつもりが2日ほど放置しているものがあったりとか。

最近ちらっと聞いた「ギバー」「テイカー」「マッチャー」という言葉。

「ギバー」は自分の利益よりも他人の利益を優先して考えて、「テイカー」は自分の利益の方を優先、で「マッチャー」は自分と他人の利益のバランスを取ろうとする、そんなイメージ。

自分を振り返ると、昔は「テイカー」だったような気がするが、段々と「マッチャー」そして今は「ギバー」なんじゃなかろうか、と思うのだけど。最近とあることがあって、全然「ギバー」じゃないな、って思うことがあったのだった。「ギバー」的な振る舞いをしているのは、それを通じて関わっているコミュニティがうまく回って、結果自分が快適に過ごせるためって考えてるからなんだろうな。

自分が「ギバー」な振る舞いをすることで、他の人にも同じように「ギバー」的な振る舞いを期待しちゃうんだけど、自分以外が「テイカー」的な行動で固着されちゃうとしんどいということがわかった。快適な人生は人の良心によって支えられている。この間読んだ津村先生の「水車小屋のネネ」がなんとなく頭に浮かんだのだった。


そういえば、今日は会社の京都オフィスが移転して一周年という日だった。もう一年か。早いなあ。

カット

お昼に近所の美容室に散髪へ。

Webで予約して、カットのみのコースなので、30分くらいでサクッと用事が済んで体験が良い。昼休みの時間で済むのも良い。時間的な体験が良いが、美容師さんを指名しているわけではないので、今のお店にいって4回目くらいだが毎回切る人が違う。仕上がりのクオリティも人によって違っているし、美容院的にはカットのみで安くでやってくるおじさんはメインターゲットではなさそうなので、力はそんなに入ってないんじゃなかろうかとは思う。

ブラッシュアップライフ

放送は昨日だったのだけどブログに書くのを失念していたのだった。

この3ヶ月ほど毎週楽しみにしていたドラマ「ブラッシュアップライフ」がついに最終回を迎えてしまった。同じ人生を繰り返すという不思議なテイストのドラマをどういう形でオチをつけるのか、それまでの出来栄えが素晴らしかったので少し心配ではあったけど、心配が杞憂なほど素晴らしい脚本・演出・演技で満足感のある終わり方だった。Huluで見れるという追加コンテンツにもめちゃめちゃ惹かれている。見たいな。

先週出てきた浅野忠信さんは壮大なスカシだったし、一方で第1回目にちょい役で出てきた三浦透子さんが、服に書かれた「Go To Hell」の字面すら回収する活躍ぶりで、肩透かしではなくこのドラマらしい解決策につながったのがとても良かったなー。

大切にしたいという人間関係が「友だち」というのもジンと来るね。何百年も生きて、それでも一緒に時を過ごしたいと思える友だちが3人いるっていうのは本当に幸せなことだよなあ。

あと、加藤の粉雪もなんだかんだすべての回で聞けたのも良かった。粉雪、不思議な曲。あのサビだけめちゃめちゃ印象に残っている。ブルーレイ出たら欲しいな。Huluで見られるという特別コンテンツが収録されていたら買ってみようか。

水車小屋のネネ

津村記久子先生の新作「水車小屋のネネ」を読了。

昨年毎日新聞に連載されていた物語を単行本にまとめられた一冊で、津村先生の作品の中でも一番長い小説になったそうだ。

妹にDVを行う婚約者を見て見ぬ振りをする母親に愛想をつかし、18歳の姉が8歳の妹を連れて、家を出て新しい拠点で生活を始めるという話。働き始めたそば屋さんの横にある水車小屋で、そば粉を挽く石臼の様子を見守っているヨウムのネネを中心に、姉妹と地域の人々との交流が描かれていた。10年ずつ章が進んでいき、町と姉妹との関係も変わっていく様子がすごく面白かった。

人との関わりの中で誰かから得たものを、他の誰かにも還元していくという、人の良心の流れが心地よい作品でした。