ナンバー23

「23」という数字にとりつかれた男を巡るサスペンス。
ジム・キャリー演じる主人公が、とある書店で「ナンバー23」という本に出会ってしまい、そこに書かれている「23」にまつわるエピソードに自分を重ね合わせ(名前のアルファベットを数字にして、ごにょごにょ計算したら23になるとか、誕生日が2月3日だとか)ていくうちに、現実と妄想の境が曖昧になっていくというストーリー。住所が1814で、計算すると23という数字になるんだ(18+1+4=23, 1+8+14=23, 18+14=32)というような「気持ち悪い」発見が続いていって、見ている方も落ち着かない気分になります。
ファンタジー的な話かと思いきや、意外と最後は現実的なオチがついて、すっきりしました。
映像的にも、妄想のシーンではシンシティ風のスタイリッシュな映像になったりして、ハードボイルド/ノワール的な雰囲気が好きな人も楽しめるかも。
久しぶりにジム・キャリー見たなぁ。「エターナル・サンシャイン」以降ぱっとしないなぁと思っていたけど、意外とおもしろい映画に出ていてちょっと安心。