ファーストフード・ネイション

映画「ファーストフード・ネイション」を観ました。
あらすじをWikipediaより。

アナハイムに本社を持つハンバーガー・チェーン「ミッキーズ」。マーケティング担当のドンは社長に呼ばれ、大学が行った分析の結果、ハンバーガーのパテに大量の大腸菌が含まれていたと打ち明けられる。ドンは調査を始めるが、そこには工場の衛生問題、店舗における店員の意識、さらには移民問題、環境問題など、様々な要因が渦巻いていた。

ファーストフード・ネイション - Wikipedia

普段食べているファーストフードのハンバーガーに隠されているストーリーを、ドキュメンタリータッチで描いた作品です。
メキシコからの不法入国者を使って、牧場の牛をさばいて、バーガーのパテを作る。工場で事故が起きても、相手は不法入国の英語がしゃべれない人間なので、嘘でごまかして事故の補償金を払わない。そうやって製造時のコストを減らして作られた肉で、僕らが安い値段でハンバーガーを食べることができているわけですね。
最後の方で、牛の屠殺シーンが出てくるのですが、生物としての牛が、分業化されたラインを流れる中で、殺され、「動物」から「肉」に変わる瞬間をとらえた映像になっていました。
派手なストーリー展開もないのですが、思わずぐいぐいと見入ってしまう内容になっていました。
途中、ブルース・ウィリスが割と良い役でカメオ出演していてびっくりしました。


ファストフードが世界を食いつくす

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