容疑者Xの献身 - くりす流

東野圭吾の直木賞受賞作「容疑者Xの献身」を、福山雅治、柴咲コウ、堤真一で映画化した作品。
主人公こと湯川のライバル石上を、堤真一が演じると言うことに若干の不安を感じていたのですが、意外と好演されていて、デブでハゲという原作の石神とは違った石神像を作り上げていました。さすがですね。
中身も原作にかなり忠実に作られていて、映画らしさを狙った冒頭の爆発シーンや、雪山のシーンなんかを除けば、ほんとそのまんまでした。
が、最後のトリックを暴くシーンの演出はいまいちだったかなぁ。「ショーシャンクの空に」や「シックス・センス」「ユージュアル・サクペクツ」のような、見ている人がハッとする瞬間を作り出すのには失敗していた気がします。