バクマン。5巻

バクマン。5巻は、いよいよジャンプ誌面で新連載が始まる、というところからスタートします。

バクマン。 5 (ジャンプコミックス)

バクマン。 5 (ジャンプコミックス)


ところがところが、持ち込み時代から担当してくれていた服部氏が、新連載の担当から外れるということになります。

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新しい担当にすべてを任せ、多くを語らず去る服部氏。
うるうるした目が氏の心境を物語っています。

新しい担当は、編集者としての経験もまだ浅い港浦氏。やる気と野心はあるのですが、真城、高木と信頼関係が築けていないため、作家と担当のすれ違いや連載に関する意見の相違が多くなります。

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無駄に熱い港浦氏。

5巻の最も重要な要素は、新しい戦いのフィールドが用意されるというところです。
4巻までは、「ジャンプで連載を始める」というのがメインの目標になっていましたが、それが達成されたので、次のステップとして「人気漫画として長く連載して1位を取る」という目標が真城の口から宣言されます。
戦いの場はジャンプ本誌に移り、各漫画の強さのバロメータは「アンケート順位」に、そして強さを争うライバルたちとして、4巻までに登場した漫画家たちがこぞってジャンプ誌面で連載を始めることになります。
5巻ではその他に、他の漫画家たちのサイドストーリも描かれています。また、真城の彼女である亜豆が声優という仕事をしていく中で大きな悩みに直面することに。

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ストレートなストーリー運びから5巻は一転、これからのストーリーを作り上げる準備の巻という印象でした。