ベンジャミン・バトン数奇な人生

生まれたときは老人で、時間の流れに逆行してしだいに若返っていく男の数奇な人生を描いた作品「ベンジャミン・バトン数奇な人生」を観ました。監督は僕の大好きなデビッド・フィンチャーで、主演はブラッド・ピット。「ファイト・クラブ」のコンビです。
「人生の多様さ」について考えさせられ、「何を始めるにも『遅すぎる』ということはない」というメッセージに勇気づけられました。
個人的なツボは、大西洋横断泳に緒選する女性のエピソード。ああいう伏線の回収のしかたに弱いんですよ。
全体を通じて感じたのは、「フォレスト・ガンプ」に良く似ているなぁということです。主人公ベンジャミンと、ヒロインであるデイジーの関係。小さな頃に知り合った幼なじみであるところや、男性が女性を求めても、女性が距離を置いてしまうところ、男性の勇み足ですれ違ってしまうところ、そして「手紙」で連絡をとりあうところなどなど。画面の雰囲気はまったく違いますが、ストーリーの根底に流れるものは同じだと思いました。脚本書いたの誰だろうと思ったら、「フォレスト・ガンプ」書いたエリック・ロスなんですね。そりゃよく似るわ。2作を見比べてみると、発見があっておもしろいかもしれません。