タイトルがすべてを語っているのですが、マネージャーが部下を管理する方法として、「1分間目標設定」「1分間賞賛法」「1分間叱責法」が紹介されています。
短時間で効率的に、部下に目標設定をさせ、褒めるべきことはしっかり褒め、注意すべきところはしっかり注意するというものです。
この手のマネジメント系の本は何冊か読みましたが、どの本も結局のところカーネギーさんの「人を動かす」のバリエーションなんですよね。この本も、本質的なところは同じでしたが、おもしろかったのは「1分間」という短い時間で効果的に行う方法が書かれていたところ。ただ、1980年頃のアメリカで書かれた本なので、今の時代に取り入れるなら、ちょっと工夫が必要かも。
この本の言葉を借りると
気分のよい部下は、よい成果を生む。
という真理にもとづいて、いかに気分良く部下に働いてもらうかが重要なわけで。気分良く、というのは部下に媚びへつらうというわけじゃなくて、仕事上のあまり本質に関係しないストレスやプレッシャーを取り除くという意味です。そのためには、部下や同僚の性格とか個人的な趣味嗜好を把握して、個々人に応じたアクション/リアクションを行う必要があると思っています。ディズニーランドで働いている人とか、ホテルマンとかそういう接客業の考え方とちょっと似ている部分があるのかもしれません。
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