国が国民のDNA情報を管理し、犯罪が発生したときには、現場に残された犯人のものと思しきDNA情報を検索にかけ、犯人像のプロファイリングはもちろんのこと、具体的な家系、氏名の特定までできてしまうシステムが存在する近未来の物語。
DNA情報を管理するシステムに隠されたある秘密が物語の鍵になります。
- 作者: 東野圭吾
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2010/07/01
- メディア: 単行本
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「完璧すぎるシステムは必要とされず、ある程度の『特砂な処理』が要求される」というのは、僕自身SE時代に嫌というほど経験しているのでよくわかります。話のオチも、もしこんなシステムができあがるのならば、実際にありそうな話だと頷ける内容でした。