粘膜蜥蜴

ということで、粘膜人間の奇妙な後味に惹かれてしまい、つい粘膜シリーズの第2作目にあたる「粘膜蜥蜴」を手にとってしまいました。
粘膜シリーズといっても、時代背景が同じというだけで作品の中の密な繋がりはありません。
今作は、とある町の名士の息子雪麻呂を主人公に、その傍若無人な振る舞いで巻き起こる事件が描かれます。なんといってもこの作品の中で輝いているのが、ナムール国奥地から連れてこられた爬虫人(顔だけ蜥蜴)の富蔵。物語全体のオチを読んだあと、もう一度読み直すと、愉快だった富蔵の言動がまた違った形に見えてきます。
前作よりエログロ度は控えめでした。

粘膜蜥蜴 (角川ホラー文庫)

粘膜蜥蜴 (角川ホラー文庫)