粘膜人間

友人からおすすめされた一冊。第15回日本ホラー小説大賞のノミネート作の中で抜群に面白かったとのこと。読んでみると確かに面白い。ミステリーとかホラーとかそういうジャンルを超越した面白さがありました。が、万人にはおすすめできないところ。エログロナンセンスがわかる方にのみおすすめします。

粘膜人間 (角川ホラー文庫)

粘膜人間 (角川ホラー文庫)


奇抜なストーリー展開もさることながら、魅力的なのが語感を刺激する言葉たち。18禁の言葉が多数含まれるので、うまく紹介できませんが、セックスのことを「ぐっちゃね」と言い、村のハズレに住む河童たちがこういう独特の方言を使ってしゃべる様が実に生き生きとしていました。