「ER」「グレイズ・アナトミー」「プライベート・プラクティス」・・・海外医療ドラマに夢中！

大学生の頃、先輩に「フレンズ」を紹介してもらってから、海外ドラマにはまっています。
「セックス・アンド・ザ・シティ」や「アリーmyラブ」などなど、色々と見てきましたが、この秋見ているのが、以下のラインナップ。

ER 15thシーズン（ファイナルシーズン）（NHK BS2）
グレイズ・アナトミー 6thシーズン（WOWOW）
プライベート・プラクティス 3rdシーズン（WOWOW）
ナース・ジャッキー 1stシーズン（WOWOW）
グッド・ワイフ 1stシーズン（NHK BS2）

なかなか良作、良シーズンがそろっているので、見所をいくつか紹介したいと思います。

ER 15thシーズン

医療ドラマの歴史を変えたERが、ついに15年目にして最終シーズンを迎えることになりました。思えば19才の頃から見てきた長寿ドラマ。それだけで感慨深いものがあります。
最終シーズンの一番の見所は、これまでに番組を卒業して言った過去の登場人物たちが、色々な形で登場するという点。
特に、先日放送があった回では、ガンで病死という形で病院を去っていったグリーン医師が、今シーズンからER部長をやっているバンフィールド医師の回想シーンの中に登場します。当時の様子を思い出すという形で、その頃活躍していた他の医師たちと一緒に治療にあたります。
なんかもうそれだけで、胸が熱くなってきました。
この後も、初期に番組を去ったジョージ・クルーニーが出演する予定があるそうなので、楽しみにで仕方ありません。

グレイズ・アナトミー 6thシーズン

最近の海外医療ドラマと言えば、グレイズ・アナトミー。ERと同等のリアルな医療シーンに加え、こちらは医師の恋愛、友情物語が、軽妙なタッチで描かれていて、女性にうける作りになっています。
5thシーズンは、シリーズ開始当初から登場していた登場人物が2人も瀕死の状態になり、どっちか、あるいはどちらも死んでしまうの？というクリフハンガーな形で終わっていましたが。
今シーズンは、役者陣が、番組を降板したり、妊娠して産休を取ったり、映画の仕事が忙しくてドラマに参加できなくなったりと、様々な事情で役者不足に陥ってしまいます。それを補うためか分かりませんが、病院が大混乱に陥るような決断を、外科部長が行い、カオスな世界に突入していきます。登場人物も大量に増加し、まるでモーニング娘。に新メンバーが加入した直後のような状況。今後、この中からどのキャラクターが台頭していくのか、目が離せません。

プライベート・プラクティス 3rdシーズン

グレイズ・アナトミーからスピンオフした医療ドラマ。
グレイズ・アナトミーに比べたら、外科的な医療シーンは少ないですが、医師としての倫理観を問うようなシチュエーションが多く、ちょっと大人向けのテイストになっています。
こちらも、前シーズンの最後が、とんでもない終わり方（子供を流産して精神のバランスを崩した女性が、妊娠中の精神科医の自宅へ突然訪問し、変な薬を注射して、「先生のお腹の中の子供は私の子供なの。返してもらうわね」と、メスをチラつかせながら、今にもお腹に切り込もうかというところで終わった）をしていて、その続きから始まります。
今シーズンは、2回もグレイズ・アナトミーとのクロスオーバー（お互いのドラマに登場人物が出演しあう）があるので、そこが楽しみ。

ナース・ジャッキー 1stシーズン

ナースが主人公の医療ドラマ。
物語のトーンやテンポが、これまでのドラマにない感じで、なんか見てしまいます。他のドラマのように、ものすごく盛り上がるシーンがあるわけではないのですが、人間ドラマというか、善悪が渾然一体となった人のサガを見ている感じで、興味深く見ています。
主人公のジャッキーが、こっそり鎮痛剤を入手して、麻薬のようにトイレですって気持ちを盛り上げ、薬局の男性と不貞をはたらく一方で、病院へやってくる社会的に弱い患者に対しては優しく接するという姿が、いかにも人間臭いんでしょうね。

グッド・ワイフ 1stシーズン

州検事だった夫が不貞をはたらき、さらに業務上横領の罪で投獄されることになった妻が、昔の職業であった弁護士に復職し、生計を立てるという話。
このドラマの見所は、不貞を働いた夫が「セックス・アンド・ザ・シティ」のMr.Bigであり、さらにその妻が「ER」のキャロルであるというところ（役者の話）。で、NHKの心憎いところは、ちゃんとそれぞれMr.Big /キャロルの吹き替えの声優さんを使ってくれているんですね。海外ドラマは吹き替え派の僕にとっては、とてもありがたい配慮です。
今のところ、割と普通な法廷ドラマとして展開しているのですが、今後、州検事の夫がどういう風に物語にからんでくるのかが気になるところです。