子どもは放っておいても危険なことをするもの。ならば、親と一緒にちょっと危険で勉強になる体験をやってみようという趣旨の本で、ちょっと危険なことが49個(最後の1個は自分で考えてみましょうという項目)紹介されています。
目次は以下に。「釘を打とう」とか「石を投げよう」とか、項目だけ見て「分かる分かる」と納得できるものから、「紙コップでお湯をわかそう」「電子レンジに変なものを入れてみよう」という親でもおそらくやったことがないもの、そして「友だちに毒を食べさせよう」というファンキーなものまで、バラエティ豊かな内容が紹介されています。
ちなみに「友だちに毒を食べさせよう」という章には、「しょっぱいクッキーでね」というチャーミングなサブタイトルがついているのでご安心を。
目次
- 9ボルト電池をなめてみよう
- あられの中で遊ぼう
- 完ぺきなでんぐり返しを決めよう
- フランス人のようにキスであいさつしよう
- 車の窓から手を出してみよう
- 釘を打とう
- 車を運転しよう
- やりを投げよう
- ポリ袋爆弾を作ろう
- 電気掃除機で遊ぼう
- 石を投げよう
- ドライアイスで遊ぼう
- 紙コップでお湯をわかそう
- 電子レンジに変なものを入れてみよう
- 走っている車から物を投げよう
- 高いところから落ちてみよう
- 虫めがねで物を燃やそう
- ひとりで歩いて帰ろう
- 屋根の上に立とう
- ノコギリを使おう
- 目かくしで1時間すごそう
- 鉄を曲げよう
- ガラスビンを割ろう
- 空飛ぶマシンを作ろう
- 太陽を見よう
- かっこいい殺陣を学ぼう
- パチンコを作ろう
- 木登りしよう
- パフォーマンスに挑戦しよう
- 小川をせきとめよう
- 地下にもぐろう
- タイヤを交換しよう
- ゴミ箱に飛び込もう
- 家電品を分解しよう
- ゴミの埋め立て地を見に行こう
- 友だちに毒を食べさせよう
- 強風の中で手作り凧をあげよう
- つなわたりをマスターしよう
- 食洗機で料理をしよう
- ミツバチの巣を見つけよう
- 公共の乗り物で街を横断しよう
- レシピ本にさからおう
- ナイフで削ろう
- ロープスイングで遊ぼう
- 火遊びをしよう
- 指を瞬間接着剤でくっつけよう
- ガラスを溶かそう
- 冷凍庫でビンを破裂させよう
- 野宿をしよう
- なにかしよう
普通に生活していたら絶対にやらないなぁという項目がいくつかあって、大人が読んでもとても楽しめる内容でした。「食洗機で料理をしよう」とか「パフォーマンスに挑戦しよう」とか、実際にやってみたいですね。
巻末の青いページに「訳者あとがき」があるのですが、ここも注目のページです。本書が書かれたアメリカと、日本の文化的な違いを解説してくれて、かつ、実は「20 ノコギリを使おう」は「20 鉄道の線路で1セント玉をつぶす」だったことを明かしています。色々と日本の法律に違反した内容になっているので、ここだけ原作者の方に代わりの項目を用意してもらったそうです。
子どもが体験するべき50の危険なこと (Make: Japan Books)
- 作者: Gever Tulley,Julie Spiegler,金井哲夫
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2011/05/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 17人 クリック: 460回
- この商品を含むブログ (21件) を見る