不格好経営 チームDeNAの挑戦

最近話題の「不格好経営 チームDeNAの挑戦」を読みました。
DeNAにかける想いやDeNAの失敗と成功の歴史、プライベートのパートナーのことが、南場さんが目の前でお酒飲みながら思い出話を語るように書かれていて、ぐいぐいと引き込まれました。ちょうど僕が「『へんな会社』の作り方」を読んではてなに入りたくなったように、この本を読んでDeNAに入りたくなる人は結構いるだろうなあ。

この本を読みながら、自然とイメージが重なったのが「青春デンデケデケデケ」。1960年代の四国の観音寺市を舞台にした、高校生がバンドを結成して、ロックに明け暮れるという青春物語で、失敗を繰り返しつつバンド活動を続ける中で、助けてもらったいろいろな人への感謝の気持ちが語られます。

主人公のひたむきさと、周りの人に感謝の気持ちを忘れない謙虚な雰囲気が、南場さんの文章に重なったのかな。と思ったら、本書にたびたび登場する川田さんが以下のようなTweetを投稿していました。

そうですよね。青春ですよね。

最近忘れてかけていた大切なものを再び思い出させてくれる名著でした。

南場さんがマッキンゼーを辞めてDeNAを立ち上げたのは、36歳で、奇しくも僕も今年36歳。この歳でこの本に出会えて本当によかったです。

不格好経営―チームDeNAの挑戦

不格好経営―チームDeNAの挑戦

青春デンデケデケデケ (河出文庫―BUNGEI Collection)

青春デンデケデケデケ (河出文庫―BUNGEI Collection)