登山家のアーロン・ラルストンの自伝『奇跡の6日間』をダニー・ボイルが映画化した作品。
2003年4月25日金曜日夜。アーロン・ラルストン(ジェームズ・フランコ)は、ユタ州のキャニオンランズ国立公園にキャニオニングに出かける準備をしており、妹からの電話も無視し、出発した。
127時間 - Wikipedia
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アーロンがユタ州中部、グリーン・リバーの町付近一帯のサン・ラファエル・スウェルと呼ばれる地域にある目的地のブルー・ジョン・キャニオンというスロット・キャニオンのキャニオニングを楽しんでいた最中に岩と共に滑落して、右手が岩と壁の間に挟まれてしまう。アーロンは身動きが取れなくなり、大声で助けを呼んだが周囲に誰も居なかった。アーロン1人の力では岩はびくともせず、岩を削ろうにも持っていた万能ツールのナイフはまるで役に立たなかった。彼はボトル1本の水とわずかな食糧で食いつなぎ、そしてビデオカメラに様子を記録し始めた。
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だだっ広い国立公園の中で岩に手を挟まれて動けなくなってしまう。
これ、怖いなーと思うんですよね。狭い箱に閉じ込められるとか、水の中に沈んでしまうとか、もちろんそういうのも怖いんですが、開放的な空間の中に「固定」される恐怖ってのはなかなかのものだと思います。頑張ればどこかに行けそうなのにいけないもどかしさ。
初めは、こつこつ岩を削って脱出しようとしますが、事態が好転する気配がまったくありません。次第に水も食料も尽きてしまい、追い詰められたラルストンは、ある決断をします。この「決断」をするまでの盛り上げ方がすごく上手い。
うでを挟まれて身動きができない男の話なので、場所的な動きはほとんどないのに、演出にすごく疾走感があってダニー・ボイルらしさが出ていました。
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