孤島の王

『孤島の王』(ことうのおう、Kongen av Bastøy)は2010年のノルウェー・フランス・スウェーデン・ポーランド合作のサスペンス映画。1915年にノルウェーのオスロ・フィヨルドにある孤島バストイ島(ノルウェー語版)の少年矯正施設(ノルウェー語版)で起きた少年たちによる反乱事件をもとにした実録サスペンスドラマである。

孤島の王 - Wikipedia

素行の悪い少年たちを孤島に集め、教育や労働を通して真人間に矯正する施設、というと福本伸行先生の「無頼伝 涯」を思い出してしまいます。「人間学園」ね。漫画に書かれているほどではないけれど、実際にそういった矯正施設があったんですね。

孤島という通常の社会と切り離された環境と、監督する大人と矯正される子供という一方的な力関係の効果なのか、監督する側の心にも少しずつ歪みが生まれていてます。そこにやってきたC19と呼ばれるエーリング君。所内に漂うおかしな空気に対して、力に屈することなく異を唱えるわけです。次第にC19に感化されていく少年たち。抑圧されていた少年たちが、ある事件をきっかけに大人に対して反乱を起こすシーンは、序盤の静かな展開もあって、かなり緊迫感がありました。
WOWOWでたまたま見かけたのであまり期待はしていなかったのですが、思わぬ掘り出し物という感じでした。

院長役の人がどっかで見たことあるなーと思ったら、「マイティ・ソー」や「アベンジャーズ」「ドラゴン・タトゥーの女」に出ている人でした。

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