SHAME -シェイム-

WOWOWで「SHAME -シェイム-」を鑑賞。

SHAME -シェイム-』(Shame) は、2011年のイギリスのドラマ映画。2008年の『ハンガー』に続くスティーヴ・マックイーン監督、マイケル・ファスベンダー主演作品。ファスベンダーはマックイーンとアビ・モーガンが脚本を執筆したこの映画で、性依存症を抱え、キャリー・マリガン演じる妹が彼の住むニューヨークへ同居しに来たことから生活が崩壊していく30代の男を演じた。

SHAME -シェイム- - Wikipedia

性依存症を抱えた男性の物語でした。演じているのはマイケル・ファスベンダー。先日見た「プロメテウス」でアンドロイド役を演じていた俳優です。「プロメテウス」での感情の起伏がない演技からの振り幅がすごかった。そもそも性依存症とは何かというと、アルコールや薬物、ギャンブルと同じように不安から一時的に身を逃れるための手段が、性的なものである依存症のことです。

頻繁に「セックス依存症」という呼称が用いられることもあるが、依存する対象は実際に相手のある性交渉だけでなく、自慰行為やポルノへの過度な耽溺および収集、強迫的な売買春、乱交、露出や覗き行為、性的ないたずら電話、インターネットを介したアダルト・チャットなど全ての性的な活動が考えられる。

性依存症 - Wikipedia

マイケル・ファスベンダーの体当たり演技がすごくて、のっけからすっぽんぽんで登場するし、風呂やオフィスのトイレで自慰行為するし、地下鉄で前に座っている女性に目をつけてストーカーまがいのことをするし、バーで知り合った女性の股にいきなり手を突っ込むしとやりたい放題。依存症に溺れながらも彼なりに平穏な暮らしをしていた(もちろん見せかけですが)ところ、激情型の妹が同居を始めることで、その生活が音を立てて崩れていく様が、見ていて心を傷めます。音楽も画面の間のとり方も、先日見たばかりの「アウト・オブ・サイト」とは対局にあるような映画でした。

ラストシーン近く、不安に駆られた彼がセックスをしているときの苦悶の表情はすごかった。なかなかあの表情は作れないです。

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SHAME -シェイム-(字幕版)

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  • スティーヴ・マックイーン