アイアムアヒーロー

nagayamaさんとBivi二条で鑑賞。

人気コミック「アイアムアヒーロー」の映画化。原作を読んでいるので、どうしても原作と比較してしまうが、想像以上に良かった。ゾンビ映画としては、後半の展開はかなり楽しめると思います。原作ファンの人には、改変されている部分が気に入らないって人もいそう。まあそのへんは、長期連載漫画の物語の組み立て方と、2時間で終わる映画の物語の組み立て方は違うということで。

大泉洋さんがはまり役という感じで、シリアスとコミカルの間をいい感じに行ったり来たりしていました。

有村架純さん、長澤まさみさんという両名をダブルヒロインに迎えていますが、ちょっと役不足なんじゃないかなと。女子高生役の有村架純さんは、ところどころで気を失ったり倒れたりしますが、なぜか倒れ方がスカートの中が見えないおしとやかモード。いや、見せろって言ってるわけじゃなくて、極限状態を描いている映画なので、そういうところに大人の事情が見えるとちょっと萎えてしまうんですよね。長澤まさみさんは、演技は良かったんですが、さっぱりしすぎていて、モールで性の対象にされているみたいな悲壮感があんまりないんですよね。原作と映画は違うよ、で良いのかもしれませんが、そういうことを匂わせるセリフがあっただけにちょっと残念。

一方で、原作1巻ラストの衝撃シーンはうまく映像化されていて関心しました。