ヨルガオ殺人事件

朝からミーティングが続く一日でした。

お昼は、今日もテストだった長男と一緒に、井上さんのところへ行ってきました。緊急事態宣言中は、お昼の営業が予約制だったので、晴れて飛び込みでも行けるなと思ったら考えることはみんな一緒だったのかお店は満席でちょっとだけ待つことに。我々の前に並んでいる方がマスクを2重にしていたり、マイ消毒薬を持っていたり、お店のすだれを手でかき分けるのではなく下をくぐったりと、かなり感染リスクを気にしている様子でした。全国的に感染者数も減っていて、全体的にちょっと緩みモードになっているので気をつけるにこしたことはないのかもしれません。

久しぶりの天ぷらそば、美味しかった。少年野球で一緒だったみんなの高校野球の様子もちょっと聞けて、それも良かったです。みんな頑張ってるなあ。


「ヨルガオ殺人事件」を読み終えました。前作の「カササギ殺人事件」は、作中作である「カササギ殺人事件」が上巻でがっつりと書かれていて、下巻ではその作中作のモデルになったであろう人々が出てきて原稿がなくなるという小事件と病気に絶望して自殺したその作者アラン・コンウェイが実は他殺だったのではないかという大事件が描かれる仕掛けでした。アガサ・クリスティのオマージュたっぷりな作中作もミステリとしての出来が良いのに、更にその外側のミステリもがっつりと描かれているというすごい作品。小説の中のキャラクターが現実世界のこの人をモデルに描かれている、みたいな話がまるまる小説になっていました。

そしてその続編となる「ヨルガオ殺人事件」は、やり方が前回と逆になっています。とある豪華ホテルを経営する家族のご令嬢が失踪したことが、アランが残したミステリシリーズの中の一作「愚行の代償」に関係していそうということで、前作の主人公である元編集者のスーザンに捜査の依頼が来るという仕掛け。まずは作中作を読ませて、そのモデルになった人々の物語を見せた前作とは「逆」に、実際に起きた事件の描写があり、そのヒントが隠されているという作中作を中盤でがっつり読ませてくれます。

逆に言うと、1冊で小説2冊分の重たさはあるんですが、ストーリーテリングの力でぐいぐい読ませてくれるのはさすが。好みの問題かもしれませんが、個人的には前作よりも今作のほうが読みやすかったです。「作中作」→「現実」→「作中作」という順番と「現実」→「作中作」→「現実」という順番をやったので、もうパターンはないように見えますが、どうやら第3作の構想があるそうです。どういう仕掛けを持ってくるのか楽しみですが、実際に読めるのはもう少し先になりそう。


Netflixオリジナルドラマの「イカゲーム」を3話まで見ました。言われているように「神さまの言うとおり」や「カイジ」を彷彿とさせるところがありますが、殺戮ゲームの運営側の様子も描写されていてそちら側のサスペンスもあるのは面白いですね。運営側もゲーム参加者側のちょっとした反逆で傷つけられる可能性がある、みたいなのは緊張感があってなかなかおもしろい。

イカゲームを見ながら、ガンプラの色塗りを試していました。ガンプラマーカーという塗りペンで簡単に着色できるのは良いですね。ただ、ちょっと塗りムラができてしまうので、綺麗に塗ろうと思ったらエアブラシとか欲しくなる。とか言っているとどんどん沼にハマるので、ずぶずぶに浸からないように注意していきます。