朝のバタバタ

朝から寒い一日でした。流石に半袖短パンだと寒かろうと、三男に長袖長ズボンを着せましたが、本人はしぶしぶという感じ。そもそもシャツが保育園時代に着ていたもので、微妙に小さくなっていて袖が八分丈になっていました。

さあ、待ち合わせの時間だから出かけようか、と声をかけると「帽子がない」と言い出す三男。「そうか、学童に忘れたんだった」とすっとぼけています。どうやら、金曜日に学童に忘れて帰ってきたのは本当らしく、じゃあ帽子なしで行こうかと玄関まで行ったんですが、ぐずぐずとしぶってなかなか靴を履こうとしません。金曜日に言ってくれていたら、その日か土曜日に取りに行ったのになあ。帽子がないものは仕方ないんだから、と言っても機嫌が治らない三男。どうしようかなと考えて、まだ家にいた長男と次男に「小学校のときの帽子ある?」と聞いてみました。すると次男が「つばが折れててよければ...」と部屋から、彼が小学生時代にかぶっていた帽子を持ってきてくれました。ありがとうありがとうと受け取ると、たしかにつばがぱっきりと折れている。に、加えて、全体的に薄汚れています。これは全然洗濯してないのでは...。と言っていても仕方がないので、三男に「お兄ちゃんが貸してくれたよ!」と見せると、三男も「なんか汚れてんな...」という顔をしていました。帽子なしと薄汚れた帽子の二択を迫られた三男は、首を横に振り、帽子をかぶらないことを選択。エレベーターに乗って一階へ向かいました。

すると一階で、同じ小学校に通う同級生の子にばったり出会い、その子がかぶっている帽子を見て、三男の足が止まりました。どうやらお友達がかぶっているのを見て、やっぱりかぶりたくなった模様。汚れててもいいんだね?と念を押して、もう一度エレベーターに乗って自宅へ帰りました。玄関先においていた帽子をかぶらせ、一階へ。待ち合わせ時間はもうすぐです。それでも、ギリギリ間に合ったかなと思ったら、マンションを出た途端「黄色い傘はどうするの?」と聞いてきます。

黄色い傘。それは、小学校が用意している個々人の置き傘のこと。先週の木曜日、小学校から学童に向かう時間帯に雨が降ったようで、そのときに置き傘を使ったんですが、その日は学童から自宅に持ち帰るのを忘れてしまってたんですね。で、金曜日に自宅に持ち帰って、月曜日に忘れないように玄関に置いておいたんですが、それを見事に持ってくるのを忘れていました。もっと早く言ってくれよとブツブツ言いながら、慌てて家に取りに戻りました。待ち合わせ時間に遅れてしまいましたが、お友達が待っていてくれて、集団登校はなんとか達成。朝から2回も往復してバタバタな一日のスタートとなりました。


夜、道尾秀介さんの「N」を読了。6つの短編がひとつの時系列でつながっているようにも読めるんですが、なんか微妙にずれている気もするんだよなあ。そういう仕掛けなのだと思うけど。ちょっと図でも書いてまとめてみなければ。