ERの初回

朝、あちこちオードリーの録画を見た。今回は、NON STYLEのふたりがゲスト。この二組は2008年頃からの盟友なんですね。M-1決勝がぱっと思い浮かぶけど、レッドカーペットとかその他の番組とかも同じ時期に戦っていたわけで。先輩や後輩とかと違って、なんとなく友だちと喋っているような、そんなリラックスした雰囲気を感じて、いつも以上におもしろかったなあ。M-1決勝のネタ選びの答え合わせとかも面白かった。まさか「肝試し」ってキーワードで、それぞれのコンビがネタをどうするかって思惑が動いていたとはね。おもしろい。


木曜ドラマの「SUPER RICH」の第2話。投資にばかりうつつを抜かして会社のことを衛にばかり任せていた共同経営者の一ノ瀬が、会社の金を持ち逃げしたらしいぞ、ということこからの続きでした。変にラブコメにならない展開は良かったけど、自分の専門領域のディティールについては、やっぱり色々と気になっちゃうなあ。とりあえず次回も見てみることにしよう。


最近医療ドラマ「グレイズ・アナトミー」を見ているからか、久しぶりに「ER」が見たくなったので、シーズン1の1話を見た。もうだいぶ昔のドラマ(初回が1994年放送!)なんだけど、今見ても面白い。ストーリーテリングが上手くて、ぐいぐい引き込まれてしまう。緊急救命室というだけあって、初回に登場する患者の数、バリエーションがめちゃめちゃ多い。専門用語もバンバン登場するし、病院もなんか薄暗い(病院はきれいで清潔なところというイメージとは真逆)。
「ER」の初期を盛り上げるキャストたちも、すでにこの病院で何年も働いているというバックグラウンドを感じさせる役作りができていて良い。メインキャラクターのグリーン先生はいきなり転院(転職)を検討しているし、看護師長のハサウェイは薬の過剰摂取で病院へ運び込まれてくる。第1話の常識を打ち破る展開すごい。腹部の動脈瘤を翌週に手術予定だった老人が運び込まれてきて、内部で破裂してしまったらしく緊急の手術が必要、だがその手術ができる医師がみな手がふさがっているという状況で、レジデント2年目(研修医2年目)のベントンは外科部長を呼び出しつつ、自ら腹部を開ける決断をします。よくあるスーパードクター的な展開だと、未経験の手術をささっとこなし、部長が来た頃には動脈瘤の破裂をうまく縫合して「こいつ、すごい...」ってなりますが、リアル志向の「ER」では、腹を切るときは緊張感から手が震えてるし、ベントンができるのは破裂して血が流れ出している血管を見つけてつまむだけ。あとはそこから先の手術ができる医師をただ待ちます。この現場のリアルさはすごい印象深くて、初めて見たときも、実際の医療の現場もこういうそれぞれができることのリレーなんだよなと感動しました。そのあと、部長から「良い判断だった」と褒められるベントンも良かった(ERのオープニングの空手ガッツポーズにつながるところ)。