100カメ

先週火曜から復活したNHKの番組「100カメ」を先週、今週分と視聴。

先週は「赤ちゃん誕生」がテーマで、とある産科の医院が舞台でした。年間2800人、一日平均で8人弱の赤ちゃんが産まれる病院。出産間近で不安や緊張、痛みが入り交じるお母さんに対して、オロオロしてなかなか奥さんのオーダーに答えられないお父さんという図が、自分たちの出産のときのことを思い出させてくれました。

長男は、妻が関西に里帰り出産して大きな病院での出産。ちょうど私が週末に妻の実家へ行ったタイミングで産気づいて、そのまま病院へ。一晩かけて明け方に産まれてきました。大阪生まれ東京育ち。
次男は、東京でフリーの助産師さんにお願いして、出産の施設は大きな病院を借りてという特殊なパターン。最初は助産院で産んでみようかと、助産院の面談まで行きましたが、そこと提携していた病院が古く何かあったときに不安だったのと、助産院での面談がかなりの圧迫面接で圧倒されてしまったのでした。産気づいた妻を、連絡して車で来てくれた助産師さんが病院まで連れて行ってくれて、私が受付で手続きをしている間に、もう次男は頭が出てきている状態でした。当時3歳だった長男も一緒に立ち会ったんですが、びびって固まってましたね。次男が産まれてからも「僕は弟なんかいらなかったんだ!」と一瞬荒れている時期もありましたが、今はかなり仲良しなので兄弟の関係性ってわからないものです。次男が産まれて少ししてから転職で家族で京都へ引っ越すことにしたので、次男は東京産まれ京都育ち。
三男は、京都では有名な産院である「足立病院」での出産でした。それも通常のコースではなく、畳の部屋で助産師さんの介助を受けながらのフリースタイル分娩。私が仕事中に産気づきましたが、そのとき一緒にいた長男次男たちと一緒にタクシーで病院へ向かい、畳の部屋でみんなにサポートを受けながらの出産となりました。陣痛の数値を計測する機械を長男が熱心にモニタリングしてくれたり、おへその紐を長男と次男が切ってくれたり。そのときの様子が、和室でのフリースタイル出産のモデルケースの画としてばっちりだったらしく、写真が足立病院の中に貼ってあったそうです(もしかしたら今でもあるかも)。会社のスタッフで、同じ病院で出産を経験されたみなさんが「くりすさんの家族の写真が貼ってありましたよ」と教えてくれました。ということで、三男は京都生まれ京都育ち。

こういうドキュメンタリーやドラマを見ていると、命の現場にはそれぞれの違ったドラマがあり、様々な運命の積み重ねの上に命が繋がっているんだよなあってしみじみ思いますね。


そして、今週の100カメは「女子ボートレース」でした。競艇の世界は、マンガ「モンキーターン」をめちゃめちゃ読んでいたので、知識だけは結構あるんですよね(マンガから得た知識ですが)。そのバックグラウンドがあるので、家族と一緒に見ながら「ここはこうなんだよ」と解説を入れながら見ていたんですが、今思うとうざかったかもしれませんね。私が中高生の頃、自分の父親が同じようなことをして見ていたときは「うるさいなあ。黙って見させてよ」って思っていたので。

それにしても、高齢なレーサーの皆さまが本当にすごかった。60歳近くになって、20代〜30代の若手選手とバリバリやりあってるわけですからね。マンガの中でも同じような描写がありましたが、実際に本物の姿を見るとやばいですね。

ちょうど昨年のこの時期、ボートレースびわこに動画撮影に行ってたんですが、また生で見てみたくなりました。