スーパーマンのリブート作品ではあるが、その出自のところを描くのではなく、スーパーヒーロとして活躍しているところから描かれている。基本的にアメリカで活躍するヒーローでありながら、他国の軍事侵攻に介入したことで国際問題となり、スーパーマンに対して批判的な投稿がSNSで目立つようになる。スーパーマンを目の敵にしているレックス・ルーサー率いるチームから狙われ、研究されつくされたスーパーマンは戦いに敗れた上に、地球を支配するためにやってきたという「証拠」が白日のもとにさらされたことで、それまでスーパーマンを持ち上げていた市民は手のひらを返したようにスーパーマンを非難し始める...。
ってこれ、完全にジェームズ・ガン自身のことを投影してる話じゃん。「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズの監督をつとめ、MCUの中で確固たる地位を確立していたとき、過去(6〜10年)の不謹慎ツイートが掘り起こされて、第3作目の監督を降ろされMCUチームをくびになってしまう。あのときの経験がかなり投影されているんだろうなと思った。
今回、悪役のレックス・ルーサーが活き活きと描かれていて、みているひとをぐいぐいと惹きつけていた。悪役が元気な映画は基本面白いからね。怖かったのはレックス・ルーサー率いる悪役チームね。お金で雇われているからなのか、レックスの考えに傾倒しているからなのか、ヒーローであるスーパーマンを倒すことに対して熱狂している。これまでも悪役のチームっていろんな映画で描かれてきていると思うけど、末端の悪役があそこまで熱狂しているのは珍しいんじゃないかな。
あと、グリーン・ランタンやミスター・テリフィックとかサイドキャラクターも面白くて良かった。特にミスター・テリフィックね。ビーチサイドの敵の拠点に乗り込んでいくところのアクションシーンはいかにもジェームズ・ガンの映画って感じで最高だった。
最近MCU方面が低迷している中で、DCが逆転する光が差した作品な気がするなあ。と思ったけど、次は「スーパーガール」なのか。劇中にも最後にちらっと登場していたけど、うーんどうかなー。