映画を2本観てきました。
「ブルーボーイ事件」が終わって劇場を出たら、10分後くらいに「プレデター:バッドランド」が上映されるのを知って、勢いで観ることに。前から気になっていたし、映画館に映画を見に来るのも、一回家に帰ると腰が重くなってしまうしね。映画が安い日だったし。両方とも2時間ない映画だったというのも良かった。
「ブルーボーイ事件」
ブルーボーイ事件(ブルーボーイじけん、Blue boy trial)とは、1964年に十分な診察を行わずに性別適合手術(当時は性転換手術と呼ばれた)を行った産婦人科医師が、1965年に麻薬取締法違反と優生保護法(現在の母体保護法)違反により逮捕され、1969年に有罪判決を受けた事件。
ブルーボーイ事件 - Wikipedia
ブルーボーイとは、性転換(性別適合手術)した男性のことを示すらしい。おかま、ニューハーフといった言葉は聞いたことがあったけれど、ブルーボーイという言葉は、恥ずかしながらこの映画で初めて知った言葉だった。
映画は、Wikipediaにある実際の事件をベースに、逮捕された医師の裁判に証人として呼ばれた3人の「ブルーボーイ」を軸に描かれる。3名の方、主人公サチを演じた中川未悠さん、メイを演じた中村中さん、アー子を演じたイズミ・セクシーさん、の演技が素晴らしく、特にクライマックスの証言シーンでサチの口から語られる言葉は真に迫っていてグッとくるものがあった。
また、手術を行った医師、またブルーボーイたちを憎んでいる検事を安井順平さんが演じていて、今の時代から観ると完全にヒールの役柄を正面から演じていてすごかった。
劇中で、サチの幼少期が描かれるシーンがあり(子役の子が中川未悠さんによく似ていて、それもすごいって思った)、色白で身体が小さかったから「女男」と呼ばれたりしたという描写が、個人的には自分の幼少期を思い出させられてちょっと辛かったなあ。私自身はブルーボーイではないけれど、色白で線も細かったので、鹿児島の男尊女卑封建社会においてはかっこうのいじめの的だったよね。「おかま」とか「女男」的な言葉もかけられたことあるし。
私自身は、昭和の空気感というか、社会通念的なものが今と全然違っていたところを知っている(小さいときに体験している)のだけど、令和的な空気感しか知らない若い人がこの映画を観てどう思うのかは知りたいなと思った。
「プレデター : バッドランド」
で、「プレデター:バッドランド」は、予想に違わず非常に良いアクション・SF映画でした。プレデターことヤウージャ族において、身体が小さく、兄に勝てないことから追放されたデクが、一族に認めてもらうために、強敵カリスタを狩りにとある惑星へ向う。そこで様々な未知の脅威に晒されながら、上半身だけのアンドロイド・ティアと出会う。調査のために地球から派遣されたアンドロイドだというティア。彼女を背中に背負い、カリスタ討伐の旅を進めていく、という話。これまで宇宙最強の戦士的に描かれていたプレデターが、この星では割と弱い方に位置づけられているのも新鮮で良かった。エル・ファニングさんの演技がとにかく最高で、上半身だけだけど、陽気なティアと、冷徹に任務を遂行するテッサの二役を巧に演じられていた。すごい。
劇場内には海外の方も見に来ていて、虫が爆発するところや、アンドロイドの頭が破裂するところでゲラゲラ笑っていた。昔、海外の人の笑いのツボは、爆発してスライム的なのがネチャって身体につくところだというのを聞いたことがあって(メン・イン・ブラックとかでよくあるやつ)、こういう破裂系もツボなんだなーと思った。そう思うと、キングスマンで、要人の頭に埋め込まれた爆破チップが次々と爆発していくシーンとかは、海外の劇場で見たら大爆笑の渦だったんだろうなと想像すると、そういった中で観る体験をしてみたいと思った。