キック・オーバー

メル・ギブソンが製作・脚本・主演を務めたアクション映画。

メル・ギブソン、久しぶりに観たわーって感じでした。リーサル・ウェポン4、サインあたりが最後にちゃんと観たという印象で、個人的には一線を退いた俳優と思っていましたが、いやはや良い映画作ってるじゃないですか。

世界最悪の刑務所「エル・プエブリート」の描写が面白くて、刑務所なのに中に商店やドラッグの売買、売春などなどが存在して、むしろ治安が最悪という(刑務所の中なのにね)。これが実在していたというのだから驚き(2002年に閉鎖済みらしい)。

メル・ギブソン、“メキシコ一ひどい”刑務所について語る|ニュース@ぴあ映画生活

メル・ギブソンは、刑務所がまだあったころに視察してたんだって。こんなところによく行けたもんです。

アクション映画ですが、ハリウッドメインストリームのアクションではないです。ロドリゲス監督とか好きな人がはまりそうな作風でした。

あと、作中で見られるメル・ギブソンによるクリント・イーストウッドのものまねが最高でした。

「ドライバー」と呼ばれる男が、マフィアから大金を盗み出しメキシコへの逃亡を企てた。しかし、男は国境を越えたところで逮捕され、世界最悪の刑務所として名高い「エル・プエブリート」に収監されてしまう。そこは金さえあればドラッグから女まで何でも手に入り、日常的に殺人が行われている恐ろしい場所だった。しかも、そこでは所長や看守までもが買収されており、もはや犯罪者の楽園となっていた。そこでドライバーは一人の少年「キッド」と出会う。キッドは肝臓を患っている囚人のボスの臓器ドナーとして、まもなく殺されることになっていた。ふとしたことからキッドを助けたドライバーは、彼とともに刑務所からの脱獄を計画する。だが、彼が持っている大金を手に入れるため、マフィアや囚人、悪徳警官が命を狙ってくるのだった。

キック・オーバー - Wikipedia