ホテルローヤル

直木賞を受賞した桜木紫乃さんのホテルローヤルを読みました。

北海道の釧路にあるラブホテル「ホテルローヤル」を軸にした物語集で、1話目から段々と時間がさかのぼっていくという趣向になっています。

全体的にじっとりでもさらっとでもない、しっとりしたエロスに包まれていて、あまり読んだことない読み味でした。個人的に特に良かったのは「せんせぇ」と「星を見ていた」ですね。

今回の読書は、本も良かったんですが、Kindleによる読書体験もすごく良かったです。

直木賞のニュースを見たあと、会社のid:minesweeper96の感想エントリを読んで、面白そうだなーと思ってAmazonを検索したら、Kindle版が1100円と単行本の1500円よりちょっと安く売られていて、しかもそのとき30%ポイント還元セール中だったので実質770円で買えちゃって、KindleなのでiPhoneiPadを使って休日に外出先や移動中、家のリビングで空いている時間に少しずつ読み進めることが出来ちゃって、みたいな。今後は漫画だけじゃなくてももっと文字の本も電子書籍で読んでいこうと思った次第です。

ホテルローヤル

ホテルローヤル

ホテルローヤル (集英社文芸単行本)

ホテルローヤル (集英社文芸単行本)