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Glee #20「レディー・ガガのコスプレ大作戦」

1stシーズンもこのエピソードを含めて残り3回。今回フィーチャーされたアーティストは、邦題からも分かるように「レディー・ガガ」でした。以前に「マドンナ」をフィーチャーしたエピソードがあったので、そのときと同じようにストーリー進行よりも楽曲とパフォーマンスに力が入っているかと思いきや、ストーリーで大きな進展や盛り上がりがありました。はい、泣きました。

以下、ネタバレします。

今回のエピソードでは、涙を流したシーンが2つありました。
1つは、パックがクインのためにKISSのBethを歌うシーン。もう1つは、カートの父親が息子を馬鹿にしたと言ってフィンにきれるシーンです。特に、父親がきれるシーン、これには本当にジーンときました。
カートの父親が初登場したのが #4「カートの告白」。見るからにゲイに対して理解がなさそうな自動車工場で働くブルーワーカーなんですが、ゲイである息子に対して理解がある(理解しようとする)ようにしてます。この理解しようとする姿勢が、無理解な親父的見た目を裏切る形になっていて、より効果的になっています。
今回は、ゲイの息子カートに対して同級生のフィンが酷い言葉を投げかけているのを聞きつけ、「俺の息子に何を言うんだ!」と詰め寄ります。この父親、本当はアメフトとかやる男らしい息子が欲しかったはずで、アメフト部に所属しているフィンとは一緒にアメフトを見に行ったり、テレビでアメフト観戦や野球観戦ができて本当に仲良くしていました。そんな「本来欲しかった息子像」であるフィンを追い出してでも、本当の家族を守ることに対して何のためらいもない姿がかっこよかったです。フィンへの苦言の中で、自分も昔ゲイに対して偏見があったこと、その偏見がなくなるまで何年もかかったことを告白します。なんかね、この「自分不器用ですから」を地で行くような人の告白ってのは胸に響きますよ。
親子関係と言えば、レイチェルがとうとう自分の母親と対面しました。お互い思っていたような再会にならず、結局一緒に住むようなことはなくなるのですが、最後に1曲だけと言って歌ったレディー・ガガの「Poker Face」が秀逸でした。Poker Faceの歌詞は、「勝負に挑む強い女性」のことを歌いつつ、「ポーカーフェイスの裏にある本当の気持ち」について匂わせるものになっています。お互いの本当の気持を隠しつつ、別れることを決意した母娘の様子をうまく表現した名シーンでした。
gleeはコメディドラマというくくりになっていますが、こういうシーンの作り方が本当に上手いなぁと思います。