タイトルだけエッチなのかと思ったら、序盤3分の1は、ほとんど官能小説でした。
このまま最後までいくのかと思いきや、突然始まるバイオレンス。そして、その後に続く法廷活劇。ミステリー小説的な「え?そうなの?」という伏線の回収もあって、様々なサブカル要素がぎゅっと詰まったエンターテイメント小説でした。面白かった。
本作の最後にまとめられている「影響を受けた作品・人物」を見ると、サブカル要素が詰まっているのも頷けました。
- 作者: 樋口毅宏
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2010/04/20
- メディア: 単行本
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荒削りなところもありましたが、個人的には傑作だと思います。