オトノバよろしく!

以前にはてなでアルバイトをしていた河上くんがヤンマガに連載している作品の単行本が発売されました!
会社に挨拶に来てくれたのでサイン貰った!嬉しい!
お互い頑張ろう!
http://instagram.com/p/wNi836viRq/

オトノバ(1) (ヤンマガKCスペシャル)

オトノバ(1) (ヤンマガKCスペシャル)

MASTERキートン Reマスター

MASTERキートンの新作を読みみました。
ブランク(っていうのかな)を感じさせない面白さでした。特に娘ユリコとの間のエピソードはぐっときました。たぶん僕に子どもができたからだと思います。
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マスカレード・イブ / 東野圭吾

東野圭吾さんの新作「マスカレード・イブ」を読みました。

マスカレード・イブ (集英社文庫 ひ 15-11)

最近文庫版が発売された「マスカレード・ホテル」の前日譚となる短篇集。ホテルに泊まる人の仮面(秘密)を軸に組み立てられた物語は、安定感あるクオリティで楽しめました。ホテルという舞台で、刑事も登場するし、汎用性のあるフォーマットなので、ガリレオシリーズ、加賀恭一郎シリーズについでそのうちドラマ化されるのでは、と思っています。

銀翼のイカロス / 池井戸潤

池井戸潤さんの半沢直樹シリーズ最新作「銀翼のイカロス」を読みました。土日で一気に。

銀翼のイカロス

テレビドラマが大ヒットしたので仕方ありませんが、文中のシーンや台詞が堺雅人さんで完全脳内再生されて、秋に噂されているシーズン2のドラマを先行して見たような気分です。
「やられたらやり返す、倍返しだ!」の台詞もちゃんと収まるべきところに収まっていました。

しかし、帯に「今度の敵は巨大権力」とあるように、敵の規模がどんどん大きくなっている印象。この感じだと次回作はアメリカ大統領相手に倍返しの啖呵を切りそうです。

銀翼のイカロス

銀翼のイカロス

バイロケーション / 法条 遥

水川あさみさん主演で映画化されるということで、Kindleで原作を読んでみました。

バイロケーション(英: Bilocation)とは、超常現象の一つで、同一の人間が同時に複数の場所で目撃される現象、またはその現象を自ら発現させる能力を指す。「一身二ヶ所存在」と表現されることもある。

バイロケーション - Wikipedia

バイロケーションって聞きなれないですが、ドッペルゲンガーのようなものですね。ドッペルゲンガーと違う点は、任意のタイミングで発現する、自分とまったく同じ個体である点。自分とまったく同じ個体なので、バイロケーション自身が自分のことを「本人」と思ってしまい、本人のように振る舞ってしまう結果、実生活が混乱してしまいます。本人の記憶は、バイロケーションへと伝わるけれど、バイロケーションの行動した記憶はオリジナルの人には戻らないので、例えば医師のバイロケーションが勝手に患者を診察してしまい、オリジナルの人は自分の記憶にない患者がいつのまにかたくさんいるという状況ができてしまうわけです。

こんなバイロケーションの被害を受けている人が集まって、知恵を絞って何とかしようとするんだけど、事態はどんどん悪い方へと転がっていくという話でした。最後のオチも、なんか救いがない感じで辛かった。まあ「ホラー文庫」だからなんとなく後味悪いのは予想していたけどなぁ。

バイロケーション (角川ホラー文庫)

バイロケーション (角川ホラー文庫)

殺戮にいたる病

2chまとめの読んでおくべきミステリーまとめで見かけたのでKindleで購入してみました。
なんとなく、これは叙述トリックで最後にどんでん返しある系だなと思い、注意深く読んでいましたが、最後のどんでん返しまでトリックには気づけませんでした。
トリックが分かったあとは思わず最初からもう一度飛ばし読み。推薦されるだけあって、上手に物語が構築されていました。
ただ、事件自体はとても陰惨で残酷なものなので、エログロ系が苦手な人はやめておいたほうが良さそうです。

殺戮にいたる病 (講談社文庫)

殺戮にいたる病 (講談社文庫)

殺戮にいたる病 (講談社文庫)

殺戮にいたる病 (講談社文庫)

疾風ロンド / 東野圭吾

出張最終日にちょうど発売された東野圭吾さんの新作。書き下ろしの新作が、単行本ではなく、いきなり文庫本が出るという珍しいパターンです。帰りの新幹線でさくっと読み終えることができました。
3年前に実業之日本社文庫から発売された「白銀ジャック」と同じくスキー場を舞台にしたサスペンスで、「白銀ジャック」の人物も登場するのでシリーズものという扱いになるのかな。
他の作品に比べるとコメディ色が強い部分が多く、出張で疲れて帰るときに読むにはちょうどいいかんじでした。最近は加賀恭一郎シリーズ、ガリレオシリーズとシリアスなトーンのお話が続いていましたが、東野圭吾さんはこういう軽いノリの語り口も得意なんですよね。

疾風ロンド (実業之日本社文庫)

疾風ロンド (実業之日本社文庫)