トム・ハンクス、ジュリア・ロバーツ、フィリップ・シーモア・ホフマン出演の実話を元にした政治コメディです。
- 出版社/メーカー: UPJ/ジェネオン エンタテインメント
- 発売日: 2008/10/24
- メディア: DVD
- 購入: 2人 クリック: 35回
- この商品を含むブログ (54件) を見る
ソ連のアフガニスタン侵攻については、Wikipediaに詳しく書かれています。
アフガニスタン侵攻 (1979) - Wikipedia
ソ連の侵攻に対抗するアフガニスタンのムジャーヒディーンに対して、軍事資金をアメリカから提供するために、チャーリー・ウィルソン議員はありとあらゆる手を使います。この辺は、実際の歴史を知っていると、あのときのあれは実はこういうことだったのか、という驚きやおもしろさがあるようなのですが、残念ながら映画を見た時点ではこの辺の事情に詳しくなく、この映画が持つ本来のおもしろさをあまり感じることができませんでした。
以下、ネタバレします。
映画の最後、見事にソ連のアフガニスタン侵攻を食い止めた後で、チャーリー・ウィルソンは、さらに資金を投入してアフガニスタンに学校を設立すべきだと提案します。ところが、極秘戦争だったこと理由に、アメリカの委員会はこの資金投資を却下してしまいます。
Wikipediaによると、そのアフガニスタン側の軍の中にビンラディンもいたらしいのです。彼は戦争後、反米活動に傾倒し、例のテロに繋がっていくのですが、もしここで、アメリカが学校設立に資金を投入し、教育に力を入れていたら、もしかするとテロ自体を防げたかもしれない。そのようなメッセージが込められていました。
この映画の公開は2007年。大統領選挙の年に公開されているところにも意味を感じる作品でした。