テラフォーマーズ 1〜3

昨年末に、友人から面白いよと勧められたので、3巻を大人買いして一気読みしました。このマンガがすごい！の男の子部門1位になった作品だけあって、かなり面白かったです。

火星を温め居住可能な空間にするために放たれた大量のコケと"ゴキブリ"。数百年後、十分に温まったことを確認し、放ったゴキブリを駆除するために宇宙飛行士たちが派遣されます。火星に降り立った彼らが見たのは、過酷な環境の中で"ありえない姿に進化した"ゴキブリたちだったというストーリー。

主要そうなキャラクターがいとも簡単に死んでいく感じや、虫対人類というモチーフが、ポール・バーホーベンの名作「スターシップ・トゥルーパーズ」の雰囲気に通じるものがあります。人体改造されて他の生物の特徴を取り込んでいくところは仮面ライダーやアメコミのヒーローっぽいですし、このままストーリーが盛り上がれば、ハリウッドで実写映画化とかも見えてくるんじゃないかなー。ただ、進化したゴキブリの描写が、人種差別的な部分に引っかかるかもしれないので、アメリカでは受け入れられないかもしれないですね。