キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー

GW初日に長男(小5)と鑑賞。Bivi二条のiMAX 3D 字幕版。

様々な脅威から世界を救ってきたアベンジャーズたちも、巻き添えを食らった市民やその遺族の声には弱かった。ヒーローアクション映画では、割りと「お約束」として流されていしまっている「街中の破壊行為による市民の巻き添え」や「国境の侵害」にフォーカスをあて、まじめに考えようとしているのが冗談っぽくもあり、実際に現実で同じことが起きたら自分はどういう立場を取るだろかと考えさせられる。

「正義」っていうのは一義的なものではないんだよ、と最近の映画では悪役が口にすることがあるけれど、本作では「正義のヒーロー」たちが、それぞれの「正義」を胸に対立してしまう。基本は子どもも楽しめるアクションエンターテイメントなんだけど、じっくり考えさせられるテーマをさらりと盛り込んでいるのはさすがという感じ。

アクションシーンはそれぞれのヒーローの特徴が出ていて楽しく、今回初登場のスパイダーマンもいい感じにキャラを発揮していた。個人的にはアントマンの活躍が楽しかったです。あれだけガチなヒーローたちに混じって、マーシャルアーツが得意な女性というナターシャの立ち位置もかなり際立っていて良かった。

ソニピから出張して出演してくれたスパイダーマン。今度はアイアンマンがスパイダーマンの方に出演するという話も聞こえているので、そちらも楽しみ。アメイジングスパイダーマンシリーズは、僕的には楽しめていたので、尻切れトンボ感は半端無いけれど、まあリブートするスパイダーマン・ホームカミングに期待することにします。