図書館の大魔術師の7巻が発売された。
「図書館の大魔術師」は架空のファンタジー世界を部隊にした「書」を巡る物語。「マイノリティ」である主人公が、中央図書館の司書となり仲間と切磋琢磨して成長していく青春ストーリーでもある。
で、7巻では、書を管理する「中央」や、規制の網を抜けて世の中に対立や争いを生み出す「小説」、世の中に嘘の情報を伝える「黒の書」などが出てきて非常に面白い展開になってよかった。
その昔、ジャンプに連載されていた「魁男塾」の中で、嘘情報の出典元としてよく引用されていた民明書房のことを思い出した。子供の頃、実在すると思っていたし、なんならいくつかは書いてあることを信じちゃったような記憶がある。
人は見たいものを見て、信じたいものを信じるし、そのためには、自分に入ってくる情報を自然にフィルタリングして、加工する生き物なんだよね。