今日も妻はお休みだったので、三男も学童をお休みにしてふたりで鴨川へ虫取りに行ってきました。
オニヤンマが取れれば最高でしたが、普通のシオカラトンボとアブラゼミしか捕まえられなかったようです。それでも楽しかったようで、ホクホク顔で帰ってきていました。お母さんとも夏の想い出ができてよかったね。
鎌倉殿の13人
録画しておいておいた最新3話を視聴。全成が比企の謀略により誅殺され、そして比企が北条に滅ぼされる。それまで自分の利益を主張する御家人たちと鎌倉殿の間に立ち、なるべく穏便に調整というのを続けていた義時が、一気に非情になっていった回。いやー怖い。新選組!のときも、みんなでワイワイ楽しくやっていたときからだんだんと殺伐な感じになっていって辛くなっていったけど、同じような展開になってきたなあ。
手元にはNHKのドラマガイドがあって、次回分のあらすじも載っているので読んでみたけど、いやー、今後の展開もすごいね。こんなにドラマチックで興味深い物語があるのに、なんで高校生とかのときはふーんって感じで流してしまったんだろうなあ。
死刑にいたる病
この間映画が公開された「死刑にいたる病」。阿部サダヲさんが主演で、予告編が面白そうだったので見に行きたかったんだけど、ちょっとタイミングを逃してしまったので、原作本を読んでみました。
20名以上のハイティーンを残酷な拷問の末に殺害した榛村大和。警察に捕まり、罪が裁かれ、死刑囚となった彼から、主人公の大学生、筧井雅也の元へ一通の手紙が届きます。筧井が子どもだったとき、よく通っていたパン屋の主人だった榛村。パン屋での交流の日々を思い出し、誘われるように面会に向かった筧井に対して、榛村は「自分が裁かれた9人の殺害の中のひとりは自分が殺したのではない」と告げます。
死刑囚との交流、事件の調査を経て、段々と筧井自身にも変化が現れて.......という展開。
同年代の方なら「羊たちの沈黙」のレクター博士とクラリスを思い出すんじゃないかな。人が人を取り込んでいく恐ろしさが描かれたサスペンスの秀作でした。