マーヴェリック

予定していた会議が、それぞれ別の理由でどんどんキャンセルになっていった一日でした。こういう日もたまにある。

夕方、全社のオンラインでのイベントがあり司会をしていました。途中、5分ほどフリートークで場をつなぐ時間があるのですが、なんかここの場面がだんだんと下手くそになっている気がします。いや、そもそもうまくなかったので下手になっているというより変わってないじゃんということかもですが。何か話すネタを事前に用意しておけば良いんですけどね。ラジオともまた違うので、一方的な発信ではなく、誰かとの会話形式にしたほうがいいのかなーとか。まあまた次回チューニングしてやってみることにします。

明日は早朝から釣りにでかけるので、三男もいつもより30分早く布団に入っていきましたが、暑いからか、はたまた遠足の前日的なあれで興奮していたからか、なかなか寝付けなかったようで、結局いつもより30分くらい遅くに寝入ってました。

トップガン マーヴェリック

先週くらいから猛烈に気になったので公開初日にIMAXで見てきました。
いやー、めちゃめちゃ良かった。久しぶりにこういう映画見たなーという満足感がありました。昔のアクション映画ってこういう視聴感あったよなあ。

冒頭の「DANGER ZONE」(トップガンのテーマソング)に合わせて空母から飛行機が離着陸するシーンがまずめちゃカッコイイ。これだけでご飯5杯はいけそう。

ストーリーテリングも秀逸で、「トップガン」に招集されたエリートパイロットたちが困難なミッションに挑むところも、教官であるトム・クルーズ(マーヴェリック)から「最大の敵は『時間』である」とミッションの成否を測るものさしを提示され、それに対して各パイロットがどう挑むのかというところで、パイロットの特徴が出るとか。冒頭にマーヴェリックが特殊な飛行機で「マッハ10」の壁に挑戦するシーンがあって、マーヴェリックというパイロットの生き様も表現しつつ、観客の数字に対するものさしを「9〜10」のあたりに持ってくるのもうまい。これがあるから、後ろの方で、Gの数値が増えるところのハラハラが増しています。前作の相棒「グース」の息子と、色々あって、最後前作を彷彿とさせるシーンに昇華していくところとか(冷静に考えると無茶な展開もそこまでの積み重ねで強引に見えない)。大ヒット作の続編の上にあぐらをかかない、丁寧な物語づくりが良かったです。

という感じで、中高年の世代には間違いなくドンピシャでハマる映画なんですが、果たして若者はこの映画をどう見るのか、というのは気になるところ。というのも、ストーリーの軸は、「新世代 vs 旧世代」という構図があり、パイロットも戦闘機も、最新鋭に対してロートルが実力でねじ伏せるという話なんですね。職場とかで若者に幅をきかされて肩身の狭い思いをしている人たちは、溜飲を下げることができる展開なんだけど、若者からしたらどんなに頑張っても、性能が良いものをつかっても、「経験」と「技術」がある中高年には負けてしまうって言われているわけですからねえ。トム・クルーズが、なんとなく永遠の若者枠という爽やかな雰囲気を醸し出しているから、中和されてはいますが...。そんな退役直前のマーヴェリックが、昔の恋人と良い仲になって、ちょっとした恋愛要素もあり。弘兼憲史さんが描いている「黄昏流星群」のいちエピソードに入っていてもおかしくはないのかなと思います。いや、実際入っていたらおかしいか。

まあそういう細かいことは気にせずに、かっこいい戦闘機に乗ってスカイアクションを仮想的に楽しむことができる映画だと思うので、IMAXで上映があるうちに映画館へ行くことをおすすめします。前作は見ておいたほうが良いです。