「そういえば梅雨でしたね」と思い出したかのように雨が降った一日でした。通勤で外に出ることがないので、雨だからといってそんなに影響はないんですが、洗濯物が乾きにくいのが困りますね。浴室乾燥は、冬場に使いまくっていたらめちゃめちゃ電気代が高くついたので、春〜秋はなるべく使わないでおきたいなーと思っております。

ワクチンの供給不足で、予約済みの接種に影響が出始めているという報道がありました。大変だ。私はまだ接種できてないですが、7月上旬に打てるかなと思っていたものがちょっと難しくなりそう。まあチャンスを伺っておこうと思います。

次男の定期テストがすべて返ってきました。今回のテストでは「全体の合計が9割を超えたら、テレビゲームをやってもいいかどうかの交渉権を得ることができる」という条件がついていました(ちなみになぜゲーム禁止にしているのかについては、話が長くなるので割愛)。さて、その結果はいかにと、各教科の点数を合算していったところ、90.5%となりギリギリクリア。そんなギリギリを狙わなくてもいいのにね。とりあえず交渉権をゲットして次男はホクホク顔でした。ドラフトで交渉権獲得した監督顔。



最近読んでいた「スモールワールズ」を読了しました。6つの物語が収められた短編集。いろいろなテイストの話が収められていましたが、共通するテーマは「赦し」だったのかな。どの話も素敵でしたが、特に印象に残ったのは、先日書いた「魔王の帰還」と、5つ目に収められている「愛を適量」。

「愛を適量」は、うだつの上がらない教師・慎悟の元へ、十五年ぶりに現れた娘・佳澄。久しぶりに見るその姿は大きく変わり、男の姿になっていました。FtM(女性として出生し性自認が男性である人)であったことを告げる娘が、タイに性転換手術へ出発するまでの間居候することになり...という話。慎悟は、娘との会話の中で「適量が分からない」と伝えます。レシピによく書いてある「しょうゆを適量」「塩を少々」の「適量」が分からず、結局ぼやけた味の料理になって嫌になってしまう、と。その「適量が分からない」というのが、物語の最後で、自分の子供にかける愛情の「適量」が分からないということにつながっていきます。

この「適量」が分からないという感覚、めちゃめちゃ共感しました。レシピ通りにせっせと作っていっても、最後の最後、味の調整のときに「適量」と書いてあると、困ってしまいます。「肉じゃが」のような食べたことがある料理ならまだしも、初めて挑戦して、正解の味がわかっていないレシピは適量の調整が実質できないですからね。まあそれでも、味見をして、自分が美味しいというポイントで調整すれば良いわけです。子育てにおいても同じで、かけている愛情が適量なのかどうかをはかるのは、料理における「味見」のプロセス、つまり子供とむきあってちゃんと対話をし、子の(特に)内面の状態を確認しておくことが重要なんですよね。簡単なようで難しいですが。


トゥモロー・ウォー

トゥモロー・ウォー

  • クリス・プラット
Amazon

今日からAmazon Primeで公開されたクリス・プラット主演のSF映画「トゥモロー・ウォー」を見ました。

2022年のある日、30年後の未来から人類が助けを求めにやってきます。30年後の世界では、未知の生物に地球が侵略され、あともう少しで人類が絶滅してしまう、と。未来の子孫を救うために、現在の地球から、未来へ軍隊や民兵が送らます。7日間未来で戦い、手にはめられた装置で自動的に戻ってくるという仕組みなのですが、未来から戻ってくるのはわずかばかり。苦戦が続く未来での戦争に対して、日に日に反戦運動が激化し、現代の地球は人間同士が争うようになっていき...。

正直なところ、ストーリーや絵面はいろいろなSFの名作をつぎはぎしたような印象。未来に起こる地球外生命体との戦争とそれによる絶滅は「三体」を想起しますし(最近読んだばっかりってのもあるけど)、宇宙船の中で地球外生命体と出会うシーンは「エイリアン」だし、未来の上官が宇宙人に対抗してとる手段が「ドラゴンボール」のトランクスがやったやつだし...。他にも色々ありますが、まあだからといってだめってことはなく、ご都合主義や多少の矛盾には目をつぶって楽しむのがお作法かなと思います。映像は、かなりのクオリティで(いわゆる4K画質で配信されている)、テレビ映画という感じはしませんでした。普通に劇場公開されていてもおかしくないレベルです。最近この手の新作娯楽大作を見てなかったので、週末の夜に楽しめました。来週はいよいよ待ちに待った「ブラック・ウィドウ」の公開。楽しみです。