8・6水害

日本全国各地で豪雨による水害が発生すると、自分が中学生のときに経験した鹿児島の8・6水害のことを思い出します。

あの頃の映像って残っているんだろうかと、ふと検索したら、鹿児島のTV局KTSが特集サイトを作っていました。今年で30年なんですね。

www.kts-tv.co.jp

あの日、長く降り続く雨の中で、友人の家でテレビゲームに興じていました。そこへ家から電話があり、ニュースを見ろと言われたので、テレビのチャンネルを変えると、そこには氾濫した甲突川と水没した見慣れた景色が。母方の祖父の家は170cmも水に浸かり、家の中の家財道具はどれも使えなくなり、庭や床下には汚泥が残りました。

水害は水が引いてからがより大変で、ゴミとなった家財道具は道路に溢れかえり、水道水は止まり、と8月の暑さの中でかなりしんどい思いをした記憶があります。

特集サイトの当時のニュース映像を見ると、かなり水が溢れてますね。私の友人は、買ったばかりの靴を濡らしたくないから頭の上に掲げて裸足で歩いて帰ったというエピソードもあります。

あと、断水が続く中で、母が謎のネットワークで水道水が出る時間を入手してきたこともあったなあ。ケータイやLINE、インターネットがなかったあの時代にどうやってそういう情報をゲットできたのか。おそらく地域のともだちネットワークからの情報なのだと思うけど、いざというときのために自分もそういうつながりを作っておかないとな。