あの頃のぼくら

朝、三男を子どもたちの通学の待ち合わせ場所へ送り届けた際、ふと前のマンションを見たら1階の駐車場が水浸しになっていた。水が激しくしたたる音も聞こえている。駐車場の天井を見たら、天井の隙間から水が溢れ出していた。どうやら水道のトラブルっぽかった。さすがにこのマンションの人が管理会社に連絡してるだろうと思ったが、朝早かったし、意外と住民が水漏れに気づいてなかったり、あるいは部屋の中で体調を崩して倒れていたりしては問題かなと思ったので、駐車場に貼ってあった管理会社の電話番号に電話をしてみた。すると自動再生の案内メッセージが再生されるが、なかなかオペレータにはつながらない。只今呼び出し中ですというメッセージと、この番号だけでなくWebにもお問合せフォームがあります的なメッセージが交互に流れるだけで、全然進展しなかった。一旦電話はあきらめて、帰宅し、自分の家事をいくつか済ませたあと、もう一度電話してみても同じ状況だった。困ったなと、家を出て水漏れの様子を見に行ったら、業者の車が止まって天井を開けて修理が始まっていた。良かったとひと安心だった。水漏れの原因は何だったんだろうか。古いマンションだから設備が老朽化しているというのはあるだろうけど、最近めっちゃ寒くなっているので水が凍ったりして水道管にダメージが蓄積されたりしていたのかもしれない。

水漏れと言えば、会社のオフィスビルも一時期雨漏りをしていたことがあり、自席に座ってふと天井を見上げたら自分の真上の天井の壁紙がぷっくりと膨れて、中に水が溜まっていたことがあった。懐かしい。

今日発売の「イブニング」に掲載されていた「K2」は、高品先生が久しぶりに登場して懐かしい気持ちになった。スーパードクターKは、私が中学生、いや小学生くらいのときからマガジンで連載されていて、おじが買っていた漫画雑誌をいつも楽しみに読ませてもらっていたのだった。毎週「マガジン」と「サンデー」をもらっていて、今思うとあれは当時の自分としては最高の娯楽だったんだよなあ。

同じく今日発売の「アフタヌーン」では「スキップとローファー」の最新話が良かった。田舎から東京の進学校に出てきた女の子みつみが主人公で、都会の息苦しい人間関係に縛られている子どもたちを独特の空気感で少しずつ変えていくというお話。2話ほど前に、学年が2年生になり、仲良し4人組が別々のクラスになってしまったというところで、最新話では、見た目が美しくみんなから一目置かれるという村重さんが、新しいクラスで友だちを作るのに苦労する姿が描かれていた。最後、みつみの言葉に救われた村重さんだけど、さてこのあとの展開はどうなることやら。なんとなく、自分の高校時代を思い出し、お昼休みになったらお弁当持って、別のクラスのやまなかくんのところに食べに行ってご飯を食べていたのを思い出した。好きなバンドやお芝居の話で盛り上がるときもあれば、ふたりして黙々と弁当食べるだけのときもあったり。あのときの自分たちの様子を、客観的な視点で見てみたい気もするが、それは叶わぬ望みなのであった。

SATCの続編「And Just Like That」の第2話を視聴。第1話がとある人物の死という衝撃の結末だったところからのお話で、お葬式をやるというのがメインのストーリー。第1話のわちゃわちゃ感がなくしっとりと大人のドラマという感じだったけど(そのバランスなのか冒頭はとんでもないシーンから始まってたが...)、これはこれで良い。ところで、この第2話を見ている時点で、実は登場人物のひとりスタンフォードを演じているウィリー・ガーソンさんが亡くなっていることを、番組ファンである自分は知っているわけで。ウィリーさんはもともとがん闘病中で、ちょうどこの第2話のお葬式のシーンを撮影する際に、先がそう長くないことを出演者に告げられたのだとか。お葬式のシーンの空気の湿っぽさがリアルなのは、出演者がそのことを知っていたからなのかもしれない。スタンフォードは第3話まで出演しているそうで、どのような形で番組を去るのかは分からないが、ファンとしてはとてもとても悲しい。