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昨年公開の、コロナ禍でのダイヤモンド・プリンセス号での出来事を描いた映画。劇場で見たかったのだけど、タイミング合わず、Prime Videoに来ていたので見ました。

以前に見た3.11のときの原発での対応を描いた「Fukushima50」と同じく、未知の事態に立ち向かう人々の姿を描いた、事実に基づいた物語。

2020年2月のダイヤモンド・プリンセス号での新型コロナウィルス感染拡大。もう5年も前の話なんですね。もう、というか、まだ5年という気もしますが。すでに記憶があやふやになりつつあります。

あのときダイヤモンド・プリンセス号の中で何があったのか。もちろん映画は事実を基にしたフィクションなので、この映画だけを見てこれが真実というわけにはいきませんが、それを差し引いても、未知のウィルスを相手に戦ってきた現場の医療従事者、官僚の皆さんの姿には胸を打たれました。

淡々と業務をこなしていたと思った松坂桃李さん演じる官僚の「(自分たちがやらなければ誰がやるんだという)善意や良心につけこんでいるんです...」という胸の内。

ダイヤモンド・プリンセス号で新型コロナの対応にあたった医師や看護師たちと一緒に働きたくないという職員がいるという病院からのクレームに対して「そんな連中は辞めてしまえば良い。病院をという意味ではなく、医療従事者をという意味で。俺達はこんなときのために医者になったんじゃないのか?」という小栗旬さん演じるDMAT隊長の言葉は胸に刺さりました。

最初はぶつかりながらも、ともに困難を乗り越えた小栗旬さんと松坂桃李さんに芽生える友情。小栗旬さんからの「お前みたいな役人が増えたら、現場の俺達はもっと頑張れる」という突然の「踊る!大捜査線」的マインドが良かった。

実際に、既存の法律やルールにない事態に直面したときに、使命感や善意で事態に立ち向かえるのか。いろんな考え方はあると思うが、自分は立ち向かえる側の人間でいたい、ありたいと思う。いざその立場になったら難しいと思うけど。