一昨日の夜、寝ているときに寝返りをうった拍子に、右足の親指がシーツの中にめり込んでいく感触があった。少し前からシーツに小さな小さな穴が開いていたので、その穴に指が入って、シーツを破ってしまったと思い、朝起きてからシーツを見たら、そもそも全然違うところが大きく破けていたのであった。普段壁際に寝ていて、足があたっているところの壁紙が削れているので、無意識のうちに足がそういう動きをしているのかもしれない。妻もそんなことを昔言っていた気がする。軽いむずむず足症候群なのかもしれない。が、普段はそんなに困ることがないので放っておいている。
というわけで、シーツがないので、昨年子どもたちの敷布団を買ったふとん屋さんにシーツを買いに行った。ダブルベッドのボックスシーツは、そんなに種類がなく、色を選ぶくらいだった。掛け布団の色が茶色系なので、シーツも合わせて薄い茶色にしたのだけど、帰ってからかぶせてみたら寝具がめっちゃ茶色茶色してしまった。まあこれも寝るときは眼をつぶるわけなので、そんなに困ることはない。
布団を買いに行ったついでに、昼食に王将へ立ち寄った。注文はいつもの餃子とチャーハン。今日は焼き上がりのタイミングが悪く、チャーハンをほぼほぼ食べ終わってから餃子を食べる形になってしまった。残念。
夜、「メア・オブ・イーストタウン」の最終話を視聴。おもしろかった。犯人探しサスペンスとしておもしろいのは当然として、タイタニックでヒロインを演じたケイト・ウィンスレットが、年齢を重ねてああいう無骨な田舎の刑事役にピッタリハマっているというのは良い。こういう役柄ってちょっと前は男性ばっかりだったので。やたらと親戚・親類関係者が出てくるドラマだった。田舎の狭いコミュニティの話で、ダウン症の女の子が出てきていたのも、あれは田舎の血の濃さを暗示するものだったのかもしれない。また、子を失った母たちが紡ぐドラマという軸もあって、喪失からの回復を描いた物語でもあった。
続けて、「セックス・アンド・ザ・シティ」の続編「And Just Like That…」の第1話も視聴。サマンサは、役を演じていた方との交渉がうまくいかずに出演ならずだったが、ドラマの中では一応海外に移住していて疎遠になっているという設定で処理されていた。もともとが20年以上前のドラマで、当時30代のニューヨークのキャリアウーマンのおしゃれな恋愛事情を描くというもの。その彼女たちが50代になってどうなったかというと、うーむ。演者に合わせて役柄も年をとっているが、やっていること、やろうとしていることが当時とあんまり変わらないので、なんか無理している感がにじみ出ているような気もした。特にオープニングのシーンは、ちょっと辛くなったかな。キャリーがPodcastに出演っていうのも今っぽいけど、性的な話題にうまくついていけずドギマギするという下りは、あれそうなんだっけという印象。雰囲気は松野明美さんっぽい感じになっているのに、中身が逆にうぶになっていて、この20年どう過ごしてきたんだという気持ちにはなった。私の大好きなキャラクターのスティーブ(ミランダの夫)は、年をとって耳が聞こえにくくなっていたけど、当時のスティーブの雰囲気をちゃんと残してくれていて嬉しかった。
マトリックス然り、星の王子しかり、20年以上前の作品を当時の演者で続編作るっていうのがちらほらあるけど、良し悪しあるよなあ。ファンとしては続きを作ってくれてありがとうという気持ちもあるけど、見たかったものはそれじゃない、的な気持ちにもなるわけで。難しい。