この世にたやすい仕事はない

連休前の最終営業日、そして4月の最終営業日。あっという間に4月が過ぎてゆく。
GWに家族でどこかに行きたいなと思っていたけど、小中高とばらけて、しかもそれぞれ部活やスポーツクラブに入っていたら予定がなかなか合わないですね。仕方ないな。
三男の同級生のお父さんから、5月末に海釣りに誘われたので、三男と一緒に連れて行ってもらうことにしました。かっぱや長靴、酔いどめに日焼け止めを用意して、あとは車を出していただいたり道具を貸していただいたりと完全おんぶにだっこ状態になりそうですが、こういう機会もなかなかないので楽しんでこようと思います。まだ先の話だけど。

U-NEXT

スパイダーマンの最新作が、早くもレンタル開始状態になっていて、早いなーと思ってたら、U-NEXTでは「ザ・バットマン」が先行プレミアレンタル開始してました。1980円。映画館に行くよりも高いけど、U-NEXTのポイントが貯まっていて実質無料で見れちゃうんだよな。GWに見てみようかしら。ただ、3時間もあるので、どの時間帯でその時間を確保するのかが難しそう。内容が内容だからなー。

この世にたやすい仕事はない

先日買った津村記久子さんの「この世にたやすい仕事はない」を読み終えました。バーンアウトして仕事を辞めた女性が、ちょっと変わった仕事を次々と経験していく連作短編集。とある事件の調査の一環で監視カメラを仕掛けられた小説家の女性の様子を淡々と監視するという「みはりのしごと」に始まり、「バスのアナウンスのしごと」「おかきの袋のしごと」「路地を訪ねるしごと」「大きな森の小屋での簡単なしごと」と合計5つの「しごと」が描かれています。どのお話もおもしろく、ぐいぐいと引き込まれてしまいましたが、特に良かったのが「おかきの袋のしごと」と「路地を訪ねるしごと」。
「おかきの袋のしごと」は、おかきメーカーの商品の小袋に書かれている生活の知恵的な文章を、企画して書くという仕事です。日常生活のお菓子の中で小袋にそういった文章が書かれたものをよく見ますが、あれって誰がどういうことを考えて書いているのかって、気にしたことなかったけど言われているととても気になってきました。また、本来主役のおかきを引き立てる脇役、あるいは裏方的なポジションだったはずが、ちょっとしたことからスポットライトを当てられてしまい、居心地が悪くなってくる展開が面白かったです。
そして「路地を訪ねるしごと」の方は、とある街で各ご家庭を訪問して、家にポスターを貼ってもらうというお仕事。確かに街なかの住宅街を歩くと、政治家のポスターや地域の事故防止啓蒙系のポスター、またちょっと趣旨がよくわからないポスターなど、割と色んなところに色んな掲示物があることに気が付きます。それを、誰がどういう目的で掲示しているのか、に着目して作られたストーリーで、サスペンス風の展開にドキドキしながら読みました。


映像化しても面白そうなどと思ったら、すでに2017年にNHKでドラマ化されていました。面白そう。オンデマンドで見てみようかな。
www.nhk-ondemand.jp