超能力

なんか体調悪いなーって思ったけど、土日の野球の筋肉痛な気がします。

新しい世界を生きるための14のSF「九月某日の誓い 芦沢央」

少し前に買ったSF短編集を少しずつ読み進めています。
まだ長編SFの本が刊行されていない作家が書いたSF短編集という切り口で、それぞれの話も「AI」や「バイオテクノロジー」といった「テーマ」が設定されているので、どういうスタンスで読めば良いのか分かって便利。

今回は、最近好きな作家の芦沢央さんが書かれた「九月某日の誓い」を読みました(どの順番でも良いってことだったので、好きな作家の作品から読んだのでした)。
テーマは「超能力」。大正時代、超能力を手に入れた名家の娘が、お付きの女中と共に家にいるときに、強盗が押し入ってくるというところから物語は始まります。身に起こった危険がきっかけとなり「超能力」が発露したことや、軍から目をつけられ能力のことをは隠して生きていることなど、物語を構成するカードが順に提示され、最後、キレイに裏返っていく感じは心地よく、作品にうっすら漂う悪意に芦沢央さんの作品ぽさがあって楽しめました。ちょっと昔の時代設定も良かったです。

水ダウ

「4世代対抗リレー 第3弾」と「説教中の『帰れ!』額面通り受け取るわけにはいかない説 第2弾」でした。4世代対抗リレーは、色んな家族模様が見れて面白かった。そもそもこういう企画に参加できるのは仲が良い家族じゃないと無理だし、あと健康じゃないと走れないので、たとえ負けたとしてもみんなでワイワイ楽しめたから良いよね。第一走者がめちゃめちゃリードしても、その後の走者がじわじわと差を詰めて最後逆転する形で終わったのもこのレースの奥深さ?が垣間見えて良かった。
「説教」の方は、朝日奈央さんとチャンス大城さんの説教がぐずぐず過ぎましたねえ。先輩の説教力も問われるし、後輩の常識力も問われる内容でした。最初の岡野さんと酒井さんのやりとりは、酔っ払っているのも多少はあるのでしょうが、師弟愛みたいなのが垣間見えてなんかハートウォーミングでしたね(ドッキリ仕掛けられている方はたまったもんじゃないですが)。