クスノキの女神

ボーカルレッスンに行く前に書店に寄ったら東野圭吾先生の新刊が出ていたのでシュッと購入。

思念を人から人へ伝えるという不思議な力をもったクスノキを巡る物語「クスノキの番人」の続編です。いつもの東野作品のように、ぐいぐい引き込ませるストーリーテリングと読みやすい文章の力で、一気に読んでしまいました。

いつもその時代の話題になっていることを物語に織り交ぜてくる東野先生ですが、今回は「認知症」「パパ活」「GoPro」「スター・ウォーズシリーズ」あたりでしょうか。現実に存在する固有名詞を散りばめることで、ファンタジー的な要素のあるお話が実際に自分の身の回りにおきうることのように思わせる効果があるんじゃないかなと思います。

そういえばWOWOWで6月に「ゲームの名は誘拐」をドラマ化するんですよね。「正体」で好演していた亀梨和也さんが主演。「正体」が思った以上に良かったので、ちょっと見てみようかな。