シャイロックの子供たち

AWSのus-east-1リージョンの障害で全世界的に障害が発生しまくっていて大変そうだった。会社への影響も、限定的ではあったもののゼロではなく。インフラ周りの障害はオンプレだろうがクラウドだろうが発生するときは発生するからなあ。

夜、なんとなくU-NEXTで「シャイロックの子供たち」を見始めた。好きな池井戸潤先生原作の作品なので、てっきり見ているものだと思ったけど、意外と小説もドラマも映画もどれも見ていなかった。

東京第一銀行(半沢直樹が務める産業中央銀行と後に合併し東京中央銀行になる)の小さな支店を舞台に起こる金融事件が描かれています。映画版は、原作にもドラマ版にもない独自の展開があるということで、気になって調べてみたところ、とある事件の黒幕に一泡吹かせるあたりの展開が異なっているようでした。阿部サダヲさんが、軽妙な演技で、ちょっと重くなりがちな映画の雰囲気を軽くしてくれていて、たのしく見ることができました。ちょっと重めの唐揚げをさっぱりいただくレモンみたいな感じ。ちょっと違うか。

映画の最後の方は、ちょっと「地面師」的な土地売買の契約シーンがあって、自分には縁が無い世界をちらっと垣間見ることができて興味深かったですね。

大御所の柄本明さんも橋爪功さんも、いい味だしていました。おふたりともそこそこ、いや、かなり高齢なんですよね。演技を続けているバイタリティすごいですねえ。